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最新医学図解 詳しくわかる腎臓病の治療と安心生活

監:山縣 邦弘

紙版

内容紹介

近年、日本人に増えている病気のひとつ、腎臓病。本書は、さまざまなタイプの腎臓病ごとに詳しい発症メカニズムを解説するとともに、腎不全に至って人工透析にならないための、治療法、食事法、運動法、その他の日常生活の知恵とコツについて、一般読者向けに図表を使ってわかりやすく解説しています。

目次

第1章:肝腎かなめ! 腎臓の働きを知ろう

腎臓は毛細血管のかたまり/腎臓の基本はネフロン/糸球体は血液を濾過するフィルター/糸球体は尿の元をつくる働きをする/腎臓では体内の水分量と電解質の調節をする/腎臓はホルモン分泌、ビタミンD活性にも働く

第2章:腎臓病を早期に発見する

腎臓病とはどんな病気か/早期発見には自覚症状をあてにしない/症状が見える場合もある/たんぱく尿が陽性の人は必ず再検査を/尿検査では何がわかる?/血液検査は診断・経過観察には不可欠/生化学検査は特に重要/画像検査で腎臓の形や機能を調べる/腎生検で腎臓の組織を調べる

第3章:病気の経過を正しく理解する

慢性腎臓病とは/急性糸球体腎炎/急速進行性糸球体腎炎/急性腎障害/慢性糸球体腎炎(IgA腎症)/糖尿病性腎症/腎硬化症/ループス腎炎/痛風腎/ネフローゼ症候群/慢性腎不全/尿細管・間質性腎炎/多発性嚢胞腎

第4章:腎臓病の治療と透析療法

腎臓の状態を知る/病気の種類・進行度に応じて治療する/治療薬(1)利尿薬/治療薬(2)降圧薬/治療薬(3)糖尿病治療薬/治療薬(4)脂質異常症治療薬/治療薬(5)ステロイド薬・免疫抑制薬/治療薬(6)抗生物質・抗菌薬/手術が必要になることもある/腎臓の働きを代行する透析療法

第5章:食事と生活の注意で進行を抑える

食生活と生活習慣を見直す/腎臓を守るには食事療法が重要/摂取エネルギーは多くても少なくてもダメ/塩分制限は食事療法のかなめ/たんぱく質は制限内で上手にとる/油脂はとりすぎず、体によい油をとる/食物繊維をしっかりとって腎臓の負担を軽減/カリウム制限になったら調理法を工夫する/生活改善できそうなところから目標をたてて始める/運動する習慣をつける/飲酒は適量を守る/たばこはきっぱりとやめる/定期的な検査と自己管理が大切/冷えや寒さから腎臓を守る/入浴は長湯を避け、湯ざめに注意/ストレスはため込まずに対処する/仕事を続ける場合は医師の指示にしたがって

著者略歴

監:山縣 邦弘
筑波大学医学医療系腎臓内科学教授。筑波大学附属病院副病院長。1959年生まれ。1984年筑波大学医学専門学群卒業。筑波大学内科、日立総合病院腎臓内科主任医長、オレゴン大学、筑波大学助教授、筑波大学大学院人間総合科学研究科助教授などを経て、2006年より筑波大学医学医療系腎臓内科学教授。2016年より筑波大学附属病院副病院長。専門は腎臓病。

ISBN:9784391150223
出版社:主婦と生活社
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MNC