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天気予報のすべてがわかる!

監:青木 寿史

紙版

内容紹介

急増する異常気象と未曾有の自然災害。
今や,天気予報は大切な命を守るためにかかせないものとなっている!
地球の天候の激変と,繰り返される「100年に一度の災害」─今や天気予報は“大切な命”を守るために不
可欠となっている。
その天気予報がどうやって出されるのか,どう利用すればいいのか。天気予報の最新情報全てを網羅!
気象予報士をめざす人はもちろん日常生活に役立つ知識が満載!
地球科学の最新情報がビジュアルとチャートでよくわかる!

目次

はじめに1

Chapter 1 「最新天気予報」のすべてを知る5

天気予報で命を守る時代になってきた6
■ 日本の気象情報を統括している気象庁8
■ 気象庁が発表する天気予報の区域9
「一次細分区域」と「市町村等をまとめた地域」10
気象庁が発表する主な天気予報12
1  出かける前にチェックしたい「天気予報」14
■ 全国の天気14
■ 全国の翌日と翌々日の天気/■ 全国の当日と翌日の気温15
■ 地方ごとの天気予報16
■ 府県予報区域ごとの天気予報17
週間天気予報18
■ 全般週間天気予報と全国主要地点の週間天気予報18
■ 府県週間天気予報19
天気分布予報20
地方ごとの天気分布予報22
地域時系列予報24
2  「降水短時間予報」で10分先の降水確率を知る26
■ 降水短時間予報26
3  「レーダー・ナウキャスト」で異常気象に対処する28
レーダー・ナウキャスト/雷ナウキャスト28
竜巻発生確度ナウキャスト29
■ 大事な命を守る「高解像度降水ナウキャスト」 30
4  長期のプランを立てるなら「季節予報」32
季節予報32
全国の降水量、日照時間、降雪量の季節予報を見る/「全般予報」でより詳しい情報を得る33
「全般予報の解説資料」を読む34
各地方の季節予報を見る/【コラム】 季節予報のページの地図表示の見方 37
■ 2週間気温予報38
気象庁が発表する「最新の気象データ」をチェックする40
■ 「最新の気象データ」でチェックできる主な項目40
 ① 降水の状況41
② 風の状況/③ 気温の状況42
④ 特定期間の気象データ43
気象庁が発表している「天気図」をチェックする44
 天気図(実況・予想)/❶「日本周辺域」の表示例44
 ❷「アジア太平洋域」の表示例45
「海上警報・海上予報」をチェックする 46
 ❶「海上予報」の表示例/❷「海上警報」の表示例47 ❸「海上分布予報」の表示例48
気象庁が発表する「気象警報・注意報」で命を守る50
 ●「早期注意情報・注意報・警報・特別警報」の表示例51「大雨・洪水警報の危険度分布」をチェックしよう54
①大雨警報(土砂災害)の危険度分布/●「大雨警報(土砂災害)の危険度分布」の表示例54
②大雨警報(浸水害)の危険度分布/●「大雨警報(浸水害)の危険度分布」の表示例55
③洪水警報の危険度分布56
●「洪水警報の危険度分布」の表示例57
最新の「台風情報」で自分の命を守ろう58
 ● 台風情報の表示例58
■ 気象庁の情報と市町村の対応、そして住民がとるべき対応59

Chapter 2 正確な天気予報は気象観測から始まる61

1  地上の観測 62
■ 主な地上気象観測用機器63
■ 全国を網羅するアメダス観測網66
2  高層の観測 70
■ 高層観測の主力は「ラジオゾンデ」z70
■ ウィンドプロファイラによる高層気象観測73
■ 綿密な天気予報を可能にする高層天気図75
3  レーダーによる観測78
■ 気象レーダーのメカニズム78
4  海上の観測80
■ レーダー式波浪計による沿岸波浪の観測80
■ 海洋気象観測船での観測82
【コラム】 太平洋北半球深層でのフロン類発見は世界初83
■ 気象庁が発表する「沿岸波浪情報」と「外洋波浪情報」86
 【コラム】 気象庁の波浪情報を補完する国土交通省の「ナウファス」89
■ 海洋気象観測船による地球環境の監視90
 【コラム】 海洋気象観測で見えてきた気候変動のメカニズム92
5  気象衛星による観測94
■ 世界の気象衛星観測網94
■ 日本の気象衛星「ひまわり」96
天気予報で不可欠となった「スーパーコンピュータ」98
■ 1959年にコンピュータ導入98
■ アンサンブル予報システムを活用した「早期天候情報」103
■ 天気予報とコンピュータ104
世界的に進められているWMO全球大気監視(GAW)計画106
【コラム】 南極「昭和基地」アルバム 110

Chapter 3 学び直しておきたい気象の基礎知識113

1 私たちは大気の圧力を受けているのか114
2 風はいつ吹き始めるのか115
3 海風はなぜ吹くのか116
4 風の吹く向きはどのように決まるか117
5 日本の天気はどうして西から変わるのか118
6 天気図はどのように見ればよいか119
7 私も天気図を描けるか120
8 偏西風の流れは何を見ればわかるのか122
9 気団はなぜできるのか123
10 前線が来ると天気はどう変わるか124
11 温帯低気圧はなぜできるのか125
12 台風はどうして発生するのか126
13 冬の太平洋側と日本海側はなぜ天気が違うのか127
14 春や秋はなぜ三寒四温になるのか128
15 なぜ日本には梅雨や秋雨があるのか129
16 日本の夏はなぜ蒸し暑いのか130
17 海はなぜ塩っぱいのか131
18 波はどこから来るのか132
19 海流はなぜ起こるのか133
20 「エルニーニョ」「ラニーニャ」が異常気象を起こすのはなぜか134
21 温暖化なのに大雪になるのはなぜか135
22 上空ほど寒いのはなぜか136
23 上空ほど空気が薄いのか137
24 太陽からの熱で地球は熱くならないのか138
25 雨が降っても大気中の水分はなくならないのか139
26 寒いと洗濯物が乾きにくいのはなぜか140
27 フェーン現象で暑くなるのはなぜか141
28夏に大気が不安定になるとなぜ夕立が起こるのか142
29 いろいろな雲が浮いているのはなぜか143
30 雨は雲からどのように降ってくるのか144

Chapter 4 異常気象のメカニズム145
梅雨と台風が合わさって広範囲かつ記録的な雨量に146
東日本が大寒波に見舞われ、都市生活は大混乱148
局地的な大雨で土砂災害発生150
相次ぐ台風の影響で大規模な水害が発生152
梅雨前線の停滞で記録的な大雨に154
大雪による死亡者が132 人に156
積雪記録を各所で更新158
空梅雨で未曾有の大渇水に160
冷夏で農作物に大打撃162
大統領も“ 温暖化” を待ち望むほどの寒波164
世界中で猛暑、最高気温を各所で更新166
猛暑で路上生活者が多数犠牲に168
豪雨のヨーロッパで避難民続出170
オーストラリアでは、過去最大の降水量で洪水が頻発172
ロシアで少雨と干ばつが発生、小麦が記録的な不作に174

ISBN:9784389501167
出版社:清水書院
判型:B5
ページ数:176ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YPMP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:RBP