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人と作品

石川啄木

編著:福田 清人
著:堀江 信男

紙版

内容紹介

貧困と病気にせめさいなまれながら、理想を求め、あこがれ、苦悩し、二十七歳の若さでこの世を去った啄木。それは社会と自分との問題を真剣に考え、生きようとした人の姿である。『一握の砂』『悲しき玩具』の両歌集に代表されるその文学が不朽の生命を持ち、人々に愛唱されてきたのは、そのような啄木の生き方と無関係ではない。真剣に生き、たたかった啄木に生みだされた文学は、ある意味では、夏目漱石、森鴎外、島崎藤村ら巨匠の文学よりも高く評価されている。啄木は真に天才といわれるべき人であり、没後百年余、天才の姿はようやくわたしたちの前にあきらかにされつつある。

目次

目次(内容と構成)
第一編 石川啄木の生涯
 早熟の天才少年
 あこがれの時代
 日本一の代用教員
 流浪
 明日をみつめる人
第二編 作品と解説
 あこがれ
 雲は天才である
 我等の一団と彼
 一握の砂
 悲しき玩具
 時代閉塞の現状
 日記
 手紙
 年譜・参考文献
 さくいん

ISBN:9784389401030
出版社:清水書院
判型:新書
ページ数:216ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2016年08月
発売日:2016年08月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ