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翻訳と通訳の過去・現在・未来 ~多言語と多文化を結んで~

編:泉水浩隆

紙版

内容紹介

翻訳・通訳をめぐる、時間軸を踏まえた幅広い分析と考察

翻訳・通訳をめぐって、言語学・言語教育学・文学・思想・社会・科学技術など幅広い視点からの分析・考察をまとめた1冊。過去・現在・未来という時間軸を踏まえ、翻訳・通訳の意義や展開等について論じられている。コロナ禍の影響にも言及された論考を含む。

目次

まえがき・・・・・・ 泉水 浩隆

I 通訳・翻訳の「過去」
第1章
翻訳と言葉選び――スペイン文学・日本文学から
・・・・・・佐竹 謙一
第2章
ドイツにおける三島文学の受容と翻訳
―― 表現手段としての宗教言語
・・・・・・藁谷 郁美
第3章
与謝蕪村の俳諧の漢訳
・・・・・・王 岩
第4章
「自分の口・他人の声」“One’s mouth, someone else’s voice”
――翻訳について
・・・・・・金 承哲
第5章
心の声が聞こえてしまう――藤子・F、十蘭、ボイエから
・・・・・・森元 庸介

II 通訳・翻訳の「現在」
第6章
フランスをよりよく知るために
――フランス歴史書の翻訳をめぐって
・・・・・・大嶋 厚
第7章
スペイン人の心に響く春樹文学の魅力――翻訳を通して
・・・・・・小阪 知弘
第8章
医療・司法通訳の世界
・・・・・・浅野 輝子
第9章
裁判を受ける権利と法廷通訳
・・・・・・沢登 文治
第10章
コロナ禍における日西通訳業務の変容と遠隔通訳
――通訳者への質問紙調査から
・・・・・・吉田 理加
第11章
通訳ブースからみる世界
A View of the World from an Interpreter's Booth
・・・・・・鶴田 知佳子

III 通訳・翻訳の「未来」
第12章
翻訳のいま
――オンライン・プラットフォームを利用した国際同時翻訳の試み
・・・・・・細井 直子
第13章
会議通訳の未来――その課題とチャンス、解決策
・・・・・・アンティエ・ヴィッツェル  細井 直子 訳
第14章
機械翻訳と翻訳のメタ言語
・・・・・・山田 優

あとがき・・・・・・泉水 浩隆

著者略歴

編:泉水浩隆
1966年生。1989年上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。1995年上智大学大学院外国語学研究科博士後期課程満期退学。博士(言語学・上智大学)。
現在、南山大学外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科教授、南山大学ラテンアメリカ研究センター長。2021年度(4月~9月)NHKラジオ『まいにちスペイン語』入門編講師。

ISBN:9784384060225
出版社:三修社
判型:A5
ページ数:344ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年04月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS