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21世紀の平和憲法

戦後の「感覚」から生まれた「新」平和憲法草案

著:川本 兼

紙版

内容紹介

――次世代、他国の人々にも受け継いでもらえる運動を構築するために――
平和憲法によってわが国に平和が実現したと「錯覚してしまった人たち」におくる。

目次

◇ 第1章:21 世紀の平和主義
 (1)平和に対する日本国民の戦後の「感覚」
 (2)戦後平和論の問題点
 (3)日本国民の戦後の「感覚」に言葉(ロゴス)を
 (4)21 世紀の平和主義
◇ 第2章:21 世紀の革命
 (1)悪しき革命と「革命の基準」
 (2)人権革命
 (3)冷戦と現代における世界的右傾化の意味
 (4)平和のための革命──「第三の革命」
◇ 第3章:21 世紀の基本的人権
 (1)社会の再定義
 (2)基本的人権の根拠と人間の尊厳
 (3)平和を基本的人権で表すことができるようになった
 (4)人権概念の普遍化と「第三の革命」
◇ 第4章:21 世紀の社会契約
 (1)国家の限界と社会的権限源の再配分
 (2)21 世紀の革命運動
 (3)「戦争ができる国家」と国民の社会契約は更新できるか
◇ 第5章:21 世紀の革新政党
 (1)どうしてわが国の革新勢力は消滅してしまったのか
 (2)革新と保守の基準の変化と日本社会党の非武装中立政策
 (3)「21 世紀の革新政党」が必要だ
◇ 第6章:21 世紀の平和憲法
 (1)護憲論者の任務と責任
 (2)日本国民は今なら自力で近代憲法を作れるか
 (3)「新」平和憲法
〔付録〕日本国憲法改正私案

著者略歴

著:川本 兼
1948年石川県金沢市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
思想家。上智人間学会会員。日本平和学会会員。

【著書】
『平和史を築くための理論』、『平和のための経済学─経済を知って平和や福祉のことを考えよう』、『平和のための政治学─近代民主主義を発展させよう』、『「日本国民発」の平和学─戦争を否定する根拠は何か』、『「新」平和主義の論理─戦後日本の再構築をめざして』、『日本生まれの「正義論」─サンデル「正義論」に欠けているもの』、『日本人は「脱原発」ができるのか─原発と資本主義と民主主義』、『右傾化に打ち克つ新たな思想─人間の尊厳に立脚した民主主義の発展を』、『「新」実存主義の思想─全体主義に打ち克つ新たな哲学』他

ISBN:9784380200038
出版社:三一書房
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND