出版社を探す

書き込み式 ヒューマンコンピュータインタラクション入門

著:西内 信之

紙版

内容紹介

【読者対象】
ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)やヒューマンインタフェース(HI)を勉強してみたいと考える初学者、学生。

【書籍の特徴】
本書の各ページは、解説部分、スライド部分、メモ部分に分かれています。スライド部分では、重要なキーワードが空欄になっていますので、皆さんは解説部分を読みながらスライド部分の空欄にキーワードを埋めていってください。メモ部分は、皆さん自身で調べたことや、先生や講師がプラスアルファで話してくれたことをメモしておいてください。
なお、コロナ社の書籍紹介ページより、教科書採用者・セミナー主催者向けに、空欄部分にキーワードが書かれた PowerPoint のスライドを提供しています。

【各章について】
本書は、HCI の勉強を進めていくうえで重要となる観点から、第 1 部:人間に関すること、第 2 部:HCI の基礎知識、第 3 部:HCI の評価方法、という三つのカテゴリーに分かれています。
第 1 部の人間に関することでは、HCI を考えるうえで、まさに主人公となる「人間」を人間工学の観点からとらえます。生き物である人間、人間を測る方法、色と人間の関係、人的過誤(ヒューマンエラー)について説明します。第 2 部の HCI の基礎知識では、HCI を様々な観点から掘り下げていきます。具体的には、ハードウェア、ソフトウェア、認知構造、設計原則について述べます。最後の第 3 部の HCI の評価方法では、これまでに用いられてきたおもな評価方法を取り上げて紹介します。HCI の定量的評価であるフィッツの法則、眼球運動計測や、ヒューリスティック評価法、ユーザテストについて詳しく説明します。

目次

第1部 人間に関すること
テーマ1 生体システム
1. 人間の構造と機能
2. 人間に関するいろいろな名称
3. インタラクションデザインと関連する器官系
テーマ2 生体計測
1. 人体寸法の測定
2. 運動の測定
3. 生理的機能の測定
4. 心理的機能の測定
テーマ3 色と人間
1. 色とは
2. 色の分類・属性・伝達・混合
3. 色の視覚効果・心理効果
4. 色を考慮した設計
テーマ4 ヒューマンエラー
1. ヒューマンエラーとは
2. ヒューマンエラーの要因
3. ヒューマンエラーの抑止
第2部 HCIの基礎知識
テーマ5 ハードウェア
1. 入力装置(inputdevice)
2. 出力装置(outputdevice)
テーマ6 ソフトウェア
1. CUIとGUI
2. GUI設計におけるタスク指向とオブジェクト指向
テーマ7 HCIと認知構造
1. 人間の認知構造
2. 行為の7段階理論
3. よいデザインの原則
テーマ8 HCIの設計原則
1. 設計原則
2. デザインガイドライン
第3部 HCIの評価方法
テーマ9 HCIの定量的評価
1. GOMSモデル
2. ヒックの法則(Hick’slaw)
3. フィッツの法則(Fitts’law)
4. 眼球運動解析
テーマ10 ヒューリスティック評価法
1. 分析的手法
2. ユーザビリティに関する10のヒューリスティクス
テーマ11 Webヒューリスティクス
1. Webの基礎知識
2. インタラクションデザインにおけるWeb特有のポイント
3. Web特有のヒューリスティクス
テーマ12 ユーザテスト
1. 実験的手法
2. プロトタイピング
引用・参考文献
空欄箇所・演習課題の解答

ISBN:9784339029277
出版社:コロナ社
判型:B5
ページ数:160ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年03月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UY