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マッコルラン・コレクション 2

北の橋の舞踏会・世界を駆けるヴィーナス

著:ピエール・マッコルラン
他訳:太田浩一
他訳:永田千奈

紙版

内容紹介

ロシア革命の不安を背景に現れる美貌の密偵と放浪インテリ乞食集団……奔放過激な幻想や黒いユーモアが爆発する幻視的予言の書『世界を駆けるヴィーナス』。夜と海と砂丘の探偵小説『北の橋の舞踏会』。推理小説の要素を兼ね備えた傑作長編2編に、澁澤龍彦が短編『マドンナの真珠』の藍本とした幽霊船綺譚『薔薇王』を併録。

著者略歴

著:ピエール・マッコルラン
Pierre MacOrlan(1882-1970) 
フランスの作家。第一次大戦前のモンマルトルでアポリネールやピカソら多くの芸術家たちと交わり、その後ヨーロッパ各地や北アフリカを放浪する。ユーモアあふれるファンタスティックな作風で本国フランスでは幅広い人気を誇る。1950年にはアカデミー・ゴンクールのメンバーに選ばれ、1966年にレジオン・ドヌール勲章を受ける。代表作『夜霧の河岸』はマルセル・カルネの映画『霧の波止場』の原作として有名。
他訳:太田浩一
太田浩一
1951年生まれ。中央大学大学院博士後期課程単位取得退学。翻訳家。
訳書に『ルルージュ事件』(ガボリオ)、『ミステリ文学』(ヴァノンシニ)、『三つの物語』『感情教育』(フローベール)、『オルラ/オリーヴ園』(モーパッサン)等。
他訳:永田千奈
永田千奈
東京都生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。翻訳家。
主な訳書にシュペルヴィエル『海に住む少女』『ひとさらい』(ともに光文社古典新訳文庫)、モーパッサン『女の一生』(光文社古典新訳文庫)、ルソー『孤独な散歩者の夢想』(光文社古典新訳文庫)、シビル・ラカン『ある父親』(晶文社)、イングリッド・ベタンクール『それでも私は腐敗と闘う』(草思社)、リュドヴィック・ルーボディ『サーカスの犬』(光文社)、ドミニク・ボナ『印象派のミューズ』(白水社)などがある。

ISBN:9784336072566
出版社:国書刊行会
判型:4-6
ページ数:432ページ
定価:5800円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB