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図像だらけの中国

明代のヴィジュアル・カルチャー

著:クレイグ・クルナス
訳:武田 雅哉

紙版

内容紹介

明代の魅力的で多様な図像は、いったいどのような意図のもとに作られ、どのように用いられていたのだろうか? 図像の表現をめぐっては、どんな問題が議論されていたのか?「絵を見る」ことは中国人にとり、はたして何を意味し、それは西洋の芸術とはどう異なっていたのだろうか?
《ピクチャーとペインティング》《天・地・人》《ミメーシス》《木版画複製》《エロティック絵画》等々のテーマを軸に、視覚文化にかかわる複雑多彩な問題を西欧の碩学が自在に論じつくす。図版約100点収録。

目次

Ⅰ まず、いっておきたいこと
Ⅱ 絵図(ピクチャー)はいずこに
Ⅲ 天・地・人──世界の三分類
Ⅳ 見ること(ヴィジョン)もさまざま
Ⅴ 木版画複製時代の芸術作品
Ⅵ 図像(イメージ)を忌み嫌うということ
Ⅶ むすび

著者略歴

著:クレイグ・クルナス
1954年スコットランド生まれ。ケンブリッジ大学を卒業後、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に勤務。1974~75年北京語言学院に留学。現在、オックスフォード大学教授。著書に『明代中国の庭園文化』(青土社)他多数。
訳:武田 雅哉
武田雅哉―――1958年生まれ。中国文学者。北海道大学文学部教授。著書に『桃源郷の機械学』『楊貴妃になりたかった男たち』『中国のマンガ〈連環画〉の世界』『万里の長城は月から見えるの?』他多数。

ISBN:9784336061911
出版社:国書刊行会
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:5200円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA