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新編 バベルの図書館

新編 バベルの図書館 2 イギリス編 I

編:ホルヘ・ルイス・ボルヘス

紙版

内容紹介

バベルの図書館シリーズ、イギリス編Ⅰ。ウェルズ、ワイルド、サキ、チェスタトン、キプリングを収録推理小説から童話まで全32編。

目次

ウェルズ*小野寺健訳
白壁の緑の扉
プラットナー先生綺譚
亡きエルヴシャム氏の物語
水晶の卵
魔法屋

ワイルド*矢川澄子・小野協一訳
アーサー・サヴィル卿の犯罪
カンタヴィルの幽霊
幸せの王子
ナイチンゲールと薔薇
わがままな大男

サキ*中西秀男訳
無口になったアン夫人
お話の上手な男
納戸部屋
ゲイブリエル‐アーネスト
トーバモリー
名画の額ぶち
非安静療法
やすらぎの里モーズル・バートン
ウズラの餌
あけたままの窓
スレドニ・ヴァシュター
邪魔立てするもの

チェスタトン*富士川義之訳
三人の黙示録の騎士
奇妙な足音
イズレイル・ガウの名誉
アポロンの眼
イルシュ博士の決闘

キプリング*土岐恒二・土岐知子訳
祈願の御堂
サーヒブの戦争
塹壕のマドンナ
アラーの目
園丁

著者略歴

編:ホルヘ・ルイス・ボルヘス
1899年ブエノスアイレスに生まれる。教養豊かな家庭に育ち、年少よりヨーロッパ諸国を移り住んだ。六歳の頃から早くも作家を志望し、驚くべき早熟ぶりを示す。アルゼンチンに帰国後、精力的な文学活動を開始。一九六一年国際出版社賞を受賞。その後、著作は全世界で翻訳されている。20世紀を代表する作家の一人。驚異的な博識に裏打ちされた、迷宮・鏡・円環といったテーマをめぐって展開されるその幻想的な文学世界は、日本でも多くの愛読者を持ち、全作品のほとんどが翻訳出版されている。一九八六年スイスにて死去。小説に『伝奇集』『ブロディーの報告書』『創造者』『汚辱の世界史』(以上岩波書店)『エル・アレフ』(平凡社)『砂の本』(集英社)、評論に『続審問』『七つの夜』(以上岩波書店)『エバリスト・カリエゴ』『論議』『ボルヘスのイギリス文学史』『ボルヘスの北アメリカ文学史』『ボルヘスの「神曲」講義』(以上国書刊行会)『永遠の歴史』(筑摩書房)、詩に『永遠の薔薇・鉄の貨幣』(国書刊行会)『ブエノスアイレスの熱狂』(水声社)、アンソロジーに『夢の本』(国書刊行会)『天国・地獄百科』(水声社)などがある。

ISBN:9784336055286
出版社:国書刊行会
判型:A5
ページ数:600ページ
定価:6500円(本体)
発行年月日:2012年10月
発売日:2012年10月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT