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恵信尼公の語る親鸞聖人

著:宇野 弘之

紙版

内容紹介

親鸞聖人の妻恵信尼公は、聖人を生涯の伴侶として、どのように支え、感じ、愛と崇敬をもっておられたのであろうか。
本書では恵信尼公の視点をお借りすることで、女性から見た親鸞聖人像を浮かび上がらせようとした。恵信尼公のお手紙(恵信尼文書)を繙き、お二人のお姿を偲ぶことにしよう。

目次

序に寄せて
目次
第一話
 仏教と女性差別
 法然上人の女人救済論
 親鸞聖人の女人成仏思想
 煩悩熾盛のわれらーー女人非器
 一般的な親鸞論
 なぜ聖人は妻を娶ったのか
 親鸞聖人の妻
 救世観音の夢告
 大乗菩薩道によるわれらの救済道
第二話
 叡山浄土教について
 恵信尼公は日本女性の模範か
 若き求道者親鸞
 小黒女房と善鸞
 師法然の専修念仏の一行道
 三大法難
 恵信尼文書
第三話
 親鸞から蓮如にいたる系譜(血脈)
 報恩講
 覚如の本願寺創立について
 親鸞廟堂をめぐるお家騒動
 覚信尼六十歳の遺言状
 親鸞聖人の後継者たち
結びに
参考文献
あとがき

著者略歴

著:宇野 弘之
1944年、愛知県生まれ。宗教哲学者。1969年、東洋大学大学院文学研究科修士課程修了、1972年、同大学院博士課程でインド学仏教学を専攻研鑽。1998年、介護福祉士養成校として専門学校「新国際福祉カレッジ」(介護福祉学科)、救急救命士養成校として「国際医療福祉専門学校」(救急救命学科)千葉校を設置し、学校長に就任。2004年、千葉校に精神保健福祉学科および通信制、理学療法学科を増設。2007年、石川県に救急救命士、理学療法士、作業療法士を養成する国際医療福祉専門学校の七尾校、2011年、岩手県一関校に救急救命学科を設置し、学校長に就任。著書に、『孫・子に贈る親鸞聖人の教え』(中外日報社発行、法藏館発売)、『蓮如 北陸伝道の真実』(北國新聞社)ほか多数。

ISBN:9784336055156
出版社:国書刊行会
判型:4-6
ページ数:300ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2012年06月
発売日:2012年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB