メディア横断芸術論
著:守安 敏久
紙版
内容紹介
文学・演劇・映画・放送など、メディアを横断しながら創造活動を展開した作家たち(秋元松代、安部公房、三島由紀夫、寺山修司、中上健次)を対象として、
彼らがそれぞれのメディア特性とどう向き合い、いかにその可能性を広げていったかを検証する。
目次
序
秋元松代論
『常陸坊海尊』―ラジオドラマから戯曲へ―
『かさぶた式部考』―テレビドラマから戯曲へ―
安部公房論
『他人の顔』―小説から映画へ―
三島由紀夫論
映画『憂国』―書/器官/仮面/楽土―
寺山修司論
ラジオドラマ『山姥』から戯曲『青ひげ』へ―「母殺し」の姥捨思想―
ラジオドラマ『コメット・イケヤ』―虚実錯綜の「音の劇場」―
テレビドラマ『子守唄由来』―土俗的な呪物化―
盲者の視線―「よく見るために、もっと闇を!」―
『書を捨てよ町へ出よう』のメディア横断―引用とコラージュ―
映画『書を捨てよ町へ出よう』―ルサンチマン怨恨と反抗―
演劇『百年の孤独』―置き換えの遊戯―
映画『さらば箱舟』―時の移ろい/時の無化―
中上健次論
『火まつり』―映画から小説へ―
あとがき
初出一覧
人名索引
ISBN:9784336054197
。出版社:国書刊行会
。判型:A5
。ページ数:300ページ
。定価:3500円(本体)
。発行年月日:2011年10月
。発売日:2011年10月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX。