創発する日本へ
ポスト「失われた20年」のデッサン
編:アンドルー・ゴードン
編:瀧井 一博
内容紹介
●「成長なき時代」の日本の方向性を展望する。
目次
序 章 高度成長から「失われた20年」へ
―国家・市場・ジェンダーのイデオロギー
…………アンドルー・ゴードン
第Ⅰ部 どこから来たのか―「失われた20年」の淵源
第1章 戦後保守主義の転換点としての1979~80年―大平報告書・再読
…………宇野重規
第2章 成功のパラドクスと「失われた」時代
―教育政策言説に見るキャッチアップ終了後の「近代」
…………苅谷剛彦
第3章 つまずきの石としての1980年代
―「縮んだ戦後体制」の人間再生産
…………落合恵美子
第4章 失われた撮影所システム
―バブル崩壊以前/以後の日本の映画製作
…………北浦寛之
第Ⅱ部 何であったのか―「失われた20年」の諸相
第5章 喪失の思い―失われた20年の中間地点としてのえひめ丸事件
…………デイヴィッド・レーニー
第6章 「失われた20年」における外交・安全保障論争
…………楠 綾子
第7章 労働政治から見た「失われた20年」
―もう一つのアクティベーション時代の労働
…………篠田 徹
第8章 保守本流の近代主義
―政治改革の知的起源と帰結についての試論
…………待鳥聡史
第Ⅲ部 どこへ行くのか―ポスト「失われた20年」のゆくえ
第9章 グローバル化時代における「社会設計」―Social Design の未来にむけて
…………稲賀繁美
第10章 「米国と企業の利益」対「利用者の要望」
―1990年代から日本の著作権法はどのように変化したか
…………山田奨治
第11章 世界へはばたく建築家―その出現をささえたもの
…………井上章一
第12章 「貧乏なんて気にしない」―21世紀日本の資本主義、音楽、若者文化
…………イアン・コンドリー
終 章 日本文明論のゆくえ―様々な日本へ
…………瀧井一博
ISBN:9784335551925
。出版社:弘文堂
。判型:4-6
。ページ数:400ページ
。定価:2400円(本体)
。発行年月日:2018年02月
。発売日:2018年02月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。