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フレーム・コントロールの原点 登記制度の視かた考えかた

編:伊藤塾

紙版

内容紹介

●司法書士になったら、必ず知っておくべき登記制度のすべて!

司法書士は、登記の専門家です。
司法書士試験に合格することは、登記制度を最もよく知る者として、お墨付きを得たことを意味します。
司法書士は、今ある実務を処理するだけではなく、登記制度をめぐる問題を将来にわたって解決していくことが期待されています。
これまでの登記制度の常識をまず疑い、諸外国の制度との比較や歴史を学びながら、新たな常識となる知識や考え方を構築することをめざしています。
登記制度の問題を解決するために、登記制度をどう視るべきか、どう考えるべきかを熱い思いをこめて、わかりやすく説いた、初めてのテキストです。

目次

序 章 学習開始にあたり
第1章 「公示制度」とは,どのような制度なのか
 第1 本来、権利の有無はどのように判断されるのか
 第2 公示制度の必要性とその概要
 第3 公示制度に対する視かたと考えかた
第2章 諸外国における不動産登記制度の概要
 第1 ローマ法における取引制度と公示制度
 第2 ゲルマン法における取引制度と公示制度
 第3 ドイツにおける取引制度と登記制度
 第4 フランスにおける取引制度と登記制度
第3章 わが国の不動産登記制度の生成
 第1 旧登記法制定以前
 第2 旧登記法の制定
 第3 旧不動産登記法の制定
 第4 不動産登記法の制定
第4章 不動産の売買契約と登記
 第1 わが国における不動産の売買の歴史と登記制度
 第2 売買に基づく登記制度の概観
 第3 売買に基づく登記と立会(たちあい)
 第4 直接移転取引とその登記手続について
第5章 相続に基づく登記と現代における常識の正当性
 第1 相続登記概説―相続に基づく登記を考えるにあたっての前提知識
 第2 売買に基づく登記との違い
 第3 相続における「常識」とその正当性の検討
 第4 法定相続と遺産分割
 第5 法定相続と相続分の譲渡
 第6 法定相続と相続放棄
 第7 法定相続と寄与分
 第8 法定相続と特別受益
 第9 遺言相続と遺留分減殺
 第10 中間省略的な取扱いの射程
 第11 数次相続が生じた場合の遺産分割後の相続登記
 第12 数次相続が発生した場合において,最終の相続人が1人になった場合における遺産分割について
 第13 最後に
第6章 登記制度における人材給源論
 第1 わが国における司法書士制度の歴史
 第2 明治期の司法書士
 第3 大正期の司法書士
 第4 昭和期の司法書士
 第5 現代の司法書士
第7章 立会業務から学ぶ実務の基礎
 第1 立会業務とは
 第2 立会の依頼から立会までの流れ
 第3 まとめ
 
事項索引

ISBN:9784335356834
出版社:弘文堂
判型:A5
ページ数:296ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2016年11月
発売日:2016年11月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNB