共存学 4 多文化世界の可能性
編:國學院大學研究開発推進センター
編:古沢 広祐
内容紹介
「共存」を切り口に世界の在り方と未来を探る
「共生」が盛んに語られてきた時代状況が一変しはじめています。多文化共生の理想が問い直されている今、もう一度世界の細部に目を凝らして共存の手がかりを探る「共存学」第4弾。
目次
多文化世界の可能性―本書の背景と構成―
◎古沢広祐
第1部:グローバル世界における共存の諸相
音楽文化にみる現代フランスの移民と郊外―告発の声、融和の模索―
◎笠間直穂子
イスラームとの多用な「共存」―マレーシア、イギリス、日本におけるムスリム女性―
◎安達智史
共存の歴史として描かれたもの―ポーランドのユダヤ人の歴史博物館―
◎加藤久子
台湾の多文化共存から「歴史」を考える―文化保存の現場から―
◎武知正晃
中国ナシ族の過去と現在―急速な観光地化にゆれる生き様と「共存」―
◎黒澤直道
第2部:日本・歴史・宗教と共存する世界
文化としての神道と多元主義
◎松本久史
「多文化共生」と宗教をめぐる研究が切り開く地平
◎高橋典史
アメリカ生まれの新宗教と共存への模索―越境する宗教にみられる適応戦略の事例―
◎杉内寛幸
第3部:グローバル変動下で共存を模索する試み
トランプ時代におけるアメリカの多文化主義
◎ヘィヴンズ・ノルマン
ナショナリズムの世俗性をめぐる断想―社会的共存とのかかわりを考える―
◎菅 浩二
多文化主義・社会関係資本・コスモポリタニズム―新しい「共存」イメージを求めて―
◎苅田真司
持続可能な発展と多文化世界―環境・平和・人権・多様性をめぐる新動向―
◎古沢広祐
ISBN:9784335160882
。出版社:弘文堂
。判型:A5
。ページ数:272ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2017年03月
。発売日:2017年03月06日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB。