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哲学

編:石浜 弘道

紙版

内容紹介

●授業の予習や独習に適した初学者向けの大学テキスト

今日の科学技術の成果が私たちの生活空間のほとんどを席巻し、有用性、有益性が重視される社会において、ますます人文的教養が教育の現場から隅に追いやられようとしている。
しかし、はたしてこのような物欲重視の価値観・人生観のみで私たちの未来は豊かなものとなるのであろうか。
ここでもう一度、私たち哲学する者が常に問うてきた、「人間とは何か」、「私たちはいかに生きるべきか」を考えたいと思う。そこでは今日の即物的な思考ではなく、より包括的な、全人的な思考が必要とされるのである。
つまり、哲学は常に、自己の有限性を忘れず、批判(超越)的に物事を考え、対象を多面的に捉え、他者の声を聞き取る等により、物事を本質的・ロゴス的に捉えることを心掛けてきたのである。
本書は、このような喫緊の問題を視野に置きつつ、若いみなさんに物事を深く考えるきっかけを提供し、今日の即物的な社会に警鐘となることを願いたい。

目次

はじめに(石浜弘道)
序 論 哲学とは何か(石浜弘道)
第1章 哲学と科学(笠松幸一)
第2章 哲学と倫理(道徳)(小山英一)
第3章 哲学と芸術(雨宮久美)
第4章 哲学と宗教(石浜弘道)
第5章 哲学と論理(齋藤隆)
第6章 現代の哲学(平野明彦)

ISBN:9784335002199
出版社:弘文堂
判型:A5
ページ数:224ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年02月
発売日:2016年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX