出版社を探す

きこえないこえ

著:内田麟太郎
絵:竹上妙

紙版

内容紹介

人には聞こえない超低周波を使って会話をすることができるといわれている、ゾウとクジラ。
象牙を目的に、人の手より乱獲された結果、群れの中で最後の一頭になってしまったアフリカゾウは、はるか沖にいる友、クジラにむかって、自分たちアフリカゾウの来し方を静かに語り出した……。
愛する仲間たちをつぎつぎと見送り、いまは独りになってしまったゾウがクジラに伝えたかったこととは――?
作家・内田麟太郎氏が『エレファントム 象はなぜ遠い記憶を語るのか』(ライアル・ワトソン ・著, 福岡伸一、高橋紀子・翻訳/木楽舎)にインスパイアされて紡いだ意欲作。

著者略歴

著:内田麟太郎
1941年、福岡県大牟田市生まれ。詩人、絵詞作家。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『くじらさんのーたーめならえんやこーら』(鈴木出版)で日本絵本賞を受賞。その他の作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『空よ!』(アリス館)、『うみべのいす』『たまたまたぬき』(佼成出版社)など多数。
絵:竹上妙
1986年、東京都生まれ。版画家、画家。和光大学表現学部芸術学科卒業。「見たら見られた」をテーマに、動物や昆虫をおもなモチーフとした作品を発表している。絵本に『マンボウひまな日』(絵本館)、『きょうは泣き虫』(好学社)、『うみのあじ』『わたしはかわいいマヌルネコ』(あかね書房)、『みたらみられた』(アリス館)、『だんだん だんだん』(ひさかたチャイルド)など多数。

ISBN:9784333029143
出版社:佼成出版社
判型:A4変
ページ数:32ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA