出版社を探す

現代「只管打坐」講義

そこに到る坐禅ではなく、そこから始める坐禅

著:藤田 一照

紙版

内容紹介

道元禅師(1200-1253年)によって提唱された「只管打坐」(悟るためでなく、ただ坐る)としての坐禅がどうしたら可能となるかについて、実践に基づく理論を詳述する。曹洞宗大本山永平寺の機関誌『傘松』での連載の単行本化。

目次

はしがき 
第一章 何が坐禅を「難しいもの」にするのか?
第二章 坐禅における呼吸と意識
第三章 「正しくないことをやめれば、正しいことは自然に起こる」
第四章 坐禅を邪魔する心の働き
第五章 「呼吸を手放す」ということ
第六章 涅槃の姿としての八正道
第七章 「坐禅すれば自然に好くなるなり」
第八章 「坐禅」を unlearn する〈坐禅〉
第九章 「心が汗をかかない」ように坐るのが坐禅
第十章 いま、改めて坐禅を普勧する

著者略歴

著:藤田 一照
1954年、愛媛県に生まれる。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、安泰寺(兵庫県)にて曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッツ州西部にあるパイオニア・ヴァレー禅堂に住持として赴任、近隣の大学や仏教瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行う。2005年に帰国。2010年よりサンフランシスコの曹洞宗国際センター所長(第2代。2018年まで)を務める。著書に『現代坐禅講義』(佼成出版社)があるほか、共著や訳書が多数ある。

ISBN:9784333028399
出版社:佼成出版社
判型:4-6
ページ数:632ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB