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『法華経』のはなし

久遠の思想と菩薩への道

著:渡邊 寶陽

紙版

内容紹介

日蓮教学、法華経思想研究の泰斗が身近な言葉で解く『法華経』入門の最適書。多くの名僧や歌人の詠んだ和歌の背後にある『法華経』信仰に縁を結んだ人生観・死生観などを味わい、各品の成り立ちや歴史、法華経文化についても言及している。

目次

1 「法華経」と春を待つ心
2 栴檀の芳しい香りが喜びの心を開かせる
3 平等の教えを開き示す
4 法華経の意義が開かれたポイント
5 ブッダの導きに生かされる
6 仏の知見に入らしめる
7 因縁と譬喩と言辞と
8 苦悩多き世に生きることは
9 ブッダ釈尊のほんとうの願いに出会うこと
10 迷子になった子どもと五十年ぶりに再会した父のお話
11 小さな草にもこころが宿っている
12 苦難の修行の道にもオアシスが
13 香風来たりて新しきものを雨(ふ)らす
14 遥かなる道を歩む
15 私たちは、果たして仏道を成就することが出来るのか?
16 阿難尊者と羅睺羅の願い
17 柔和ですべてをゆるすブッダの衣につつまれて
18 多宝塔が空中にとどまり釈尊が多宝如来に招かれ座す
19 「悪人・女人」の成仏をあきらかにするおしえ
20 「女人成仏」の祈り
21 他土の勧進流通を誓う菩薩たち
22 逆境を堪え忍んで法華経を説く菩薩たちの誓い
23 世相が悪い時代に仏道を生きる四つの道
24 湧き出るように六万恒河沙の菩薩が出現する
25 ブッダ釈尊が自ら久遠の寿命をあきらかにする
26 久遠の釈尊の導きを信ずることこそ菩薩道のはじまり
27 一念の「信」よりも基本となる「随喜」の功徳を讃える
28 『法華経』を受持・読誦・解説・書写する功徳
29 『法華経』を身をもって読んだ常不軽菩薩の尊い生き方
30 末の世の「法華経」の救いを誓う地湧の菩薩の願い
31 すべての菩薩に入滅後の教えを託すブッダの願い
32 衆生の悩み・悦びを聞き届ける妙音菩薩と観世音菩薩
33 諸菩薩が持経の功徳を陀羅尼に託して説く
34 わが子に導かれる国王のおはなし
35 普賢菩薩が白象に乗って守護を説き明かす
36 『法華経』は、菩薩道に生きるおしえを説く経典

著者略歴

著:渡邊 寶陽
昭和8年(1933)東京生れ。立正大学元学長、立正大学名誉教授、文学博士。『日蓮宗信行論の研究』(平楽寺書店)、『法華経・久遠の救い』(NHK出版)、『仏教を生きる われら仏の子 法華経』(中央公論新社)、『日蓮仏教論―その基調をなすもの』(春秋社)、『宮澤賢治と法華経宇宙』(大法輪閣)などがある。

ISBN:9784333028108
出版社:佼成出版社
判型:4-6
ページ数:228ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVA