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交通新聞社新書 116

列車ダイヤはこう進化を遂げた

日本の鉄道のニーズにどう答えてきたのか

著:和佐田 貞一

紙版

内容紹介

鉄道輸送において列車は「商品」であり、利用者から求められる品質とは、「速い(所要時間が短い)」
「直行する(乗り換えずに行ける)」「乗りたいときに乗れる(本数が多い)」の「便利3要素」ということになる。
品質の向上には車両や軌道などハード面の改良は不可欠であるが、そのハードの能力に最適化された
「列車ダイヤ」を設定することによってようやく「便利3要素」が達成される。本書は、まず列車ダイヤの基礎や
運行計画の考え方をわかりやすく説明し上で、JR発足時から30年を経て如何に「便利3要素」を達成した
「列車ダイヤ」が数多く誕生し、目覚ましく進化したのか詳しく解説している。

目次

第1章 ダイヤは列車という商品の設計図

第2章 安全で正確なダイヤへ

第3章 スピードアップの進化がダイヤを変える

第4章 スピードアップを実現する様々な手法

第5章 直通運行でより便利なダイヤへ

第6章 乗りたいときに乗れるダイヤの難しさ

第7章 パターンダイヤ進化の実例――東海道新幹線の変遷

第8章 「ダイヤ乱れ」はダイヤで解決

著者略歴

著:和佐田 貞一
昭和46年群馬大学大学院(機械)修了。同年国鉄入社。昭和48年東京システム開発工事局(コムトラック開発)、昭和56年運転局列車課(新幹線担当)、昭和61年同(総括)、昭和62年JR西日本鉄道事業本部運輸部輸送課長、平成5年同営業開発室長などを歴任し、平成19年西日本ジェイアールバス社長に就任。平成24年同退任。昭和から平成にかけて数多くのダイヤ改正に従事し、“ダイヤ革命”の基礎作りを行う。また西日本ジェイアールバス社長としては競争相手の鉄道を観察、研究した。著書に「高速バス進化の軌跡」(交通新聞社新書)がある。

ISBN:9784330830179
出版社:交通新聞社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年10月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TRF