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英語の文字・綴り・発音のしくみ

著:大名 力

紙版

内容紹介

アルファベットの起源から、現代英語の綴りのしくみとその歴史的な成立の過程まで、英語の文字や綴りについて包括的かつ原理的に解説する。「 name のように読まない e を語末につけるのはなぜか」「 sitting と綴るのにどうして visit は visitting とは綴らないのか」「冠詞の発音が母音と子音の前で違うのはなぜか」「アルファベットの A はなぜアでなくエーと読むのか」などの疑問にも答える。英語の書記体系( writing system )について学ぶための格好の参考書。

目次

はじめに
 
第I章 「五十音図」について考える――調音音声学入門
 A. 「五十音図」について考える
 B. 調音音声学
 
第II章 発音と綴り字――基礎編
 A. 英語の文字
 B. 各文字の読み方
 
第III章 発音と綴り字――応用編
 A. 各文字の名前
 B. 内容語の最低文字数
 C. 母音の弱化と冠詞とtoの発音
 D. 接辞の付け方
 
第IV章 分綴法
 A. 分綴について
 B. 分綴の規則
 C.  規則間の優先順位
 
第V章 文字の種類・発達・用法
 A. 文字の種類・系統・分布について
 B. 文字の構成・用法
 
第VI章 アルファベットの起源と発達
 A. アルファベットの構造
 B. アルファベットの発達
 C. 手書き書体の発達
 D. 印刷術の発明・発達
 
第VII章 英語における正書法の発達と音変化
 A. 英語史の区分
 B. 正書法の発達
 C. 歴史的な音変化

著者略歴

著:大名 力
名古屋大学大学院人文学研究科教授。1989年、東京学芸大学修士課程修了(教育学修士)。群馬大学教養部、社会情報学部講師、名古屋大学国際開発研究科助教授、教授を経て、現職。専門は言語学・英語学。著書・論文に『言語研究のための正規表現によるコーパス検索』(ひつじ書房、2012年)、「コーパス研究と学習英文法」(大津由紀雄(編著)『学習英文法を見直したい』、研究社、2012年)、『英語の文字・綴り・発音のしくみ』(研究社、2014年)、『英語の綴りのルール』(研究社、2021年)、『英語の記号・書式・数量表現のしくみ』(研究社、2023年)などがある。

ISBN:9784327401641
出版社:研究社
判型:A5
ページ数:266ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2014年10月
発売日:2014年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2ACB