紅茶の帝国
世界を征服したアジアの葉
著:マークマン・エリス
著:リチャード・コールトン
著:マシュー・メージャー
紙版
内容紹介
なぜ紅茶がイギリスの「国民的飲料」となったのか?
17世紀にロンドンで初めて市民に提供されて以来、そのエキゾチックな風味、色、香りによってイギリス人を魅了し続けてきた紅茶。19世紀以降は「イギリス的生活様式」の中心として、国民のアイデンティティ統合のシンボルとなった――「アジアの葉」から作られるこの不思議な飲み物は、過去400年間のイギリス社会・文化において、どのように消費・受容・表象されてきたのか。
本書は、歴史、文学、科学、美術、社会史、経済史等の諸分野を自在に横断し、多角的かつ新鮮な視点から紅茶文化史を紐解くことで、この問いに迫る。
■歴史的に貴重な図版 77点収録■
目次
イントロダクション
第1章 ヨーロッパと茶の初期の出会い
第2章 イギリスにおける茶嗜好の確立
第3章 中国との茶貿易
第4章 茶の価値の向上
第5章 茶の自然哲学
第6章 イギリスの茶市場
第7章 イギリス式の茶
第8章 密輸と課税
第9章 喫茶の民主化
第10章 帝国の政治における茶
第11章 ヴィクトリア朝イギリスの国民飲料
第12章 二〇世紀の茶
エピローグ――グローバル・ティー
ISBN:9784327377472
。出版社:研究社
。判型:4-6
。ページ数:544ページ
。定価:4200円(本体)
。発行年月日:2019年08月
。発売日:2019年08月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC。