シリーズ英文法を解き明かす 10
ことばの実際 2 コーパスと英文法
著:滝沢 直宏
他編:内田 聖二
他編:八木 克正
紙版
内容紹介
★コーパスを使った語法文法研究の実際
語法・文法・構文研究上で今や欠かせないツールとなった大規模な電子コーパス。本書では、副詞、コロケーション、周辺的な構文、自由関係詞whatや最上級形の語法などを例に、コーパスを用いた英語研究の実際を解説する。コンピュータにどのような的確な指示を与え、またその結果得られた結果を言語学的にどう分析するか。コンピュータと「対話」する力の必要性を強調する。
目次
第1部 コーパスと語法文法研究:コーパスの利用意義と利用の方法論
第1章 語法文法研究のための資料としてのコーパス
第2章 コーパス利用の方法
第2部 -ly副詞の語法文法
第3章 接尾辞-lyと-ly副詞
第4章 -ly副詞とそのパターン
第3部 コーパスとコロケーション研究
第5章 コロケーションの定義と種類
第6章 有益なコロケーションを認定するための統計値
第7章 MI-scoreとt-scoreの利用によるコロケーションを認定
第4部 文法・構文研究とコーパス
第8章 現代英語における周辺的な構文(1):SOV構文
第9章 現代英語における周辺的な構文(2):ABC構文
第10章 自由関係代名詞whatがつくるパターンと微妙な英語表現
第11章 最上級形を巡る語法・文法・表現