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ダーウィンが愛した犬たち

進化論を支えた陰の主役

著:エマ・タウンゼンド
訳:渡辺 政隆

紙版

内容紹介

進化理論の祖ダーウィンは、犬を生涯の友としていた。一晩で世界を変えた『種の起源』の発想の泉も、愛すべき犬たちだった!

進化理論の根幹を支えたのは、ガラパゴスのフィンチでもゾウガメでもなく、愛する犬たちだった! ダーウィンにとって、犬こそがいちばん身近で、付き合いの長い相棒なのだ。愛犬ボブやポリーの視点から語る、犬大好き人生と発想の秘密。そして『種の起源』には、動物好きのイギリス社会を意識した巧妙なレトリックが仕込まれていた!

目次

はじめに

第1章 はじまり
第2章 仕組み
第3章 起源
第4章 類似性
第5章 答

謝辞

訳者あとがき
索引

著者略歴

著:エマ・タウンゼンド
エマ・タウンゼンド(Emma Townshend) 
1969年イギリス生まれ。サイエンスライター。インペリアルカレッジとケンブリッジ大学の大学院で科学史を学ぶ。父はロックバンド「ザ・フー」のピート・タウンゼンド。Darwin's Dogs: How Darwin's pets helped form a world-changing theory of evolution(邦訳『ダーウィンが愛した犬たち ――進化論を支えた陰の主役』勁草書房、2020年)が初の著作。シンガーソングライターとして活動していた時期のアルバムにWinterland(1998)がある。
訳:渡辺 政隆
渡辺 政隆(わたなべ まさたか) 
1955年生まれ。サイエンスライター。専門は進化生物学、科学史、サイエンスコミュニケーション。著書に、『一粒の柿の種:科学と文化を語る』(岩波現代文庫)、『ダーウィンの遺産:進化学者の系譜』(岩波現代全書)、『ダーウィンの夢』(光文社新書)ほか。訳書に、ダーウィン『種の起源』『ミミズによる腐植土の形成』(光文社古典新訳文庫)、デズモンド&ムーア『ダーウィン:世界を変えたナチュラリストの生涯』(工作舎)、フィリップス『ダーウィンのミミズ、フロイトの悪夢』(みすず書房)ほか多数。

ISBN:9784326750573
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB