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戦後教育のジェンダー秩序

著:小山 静子

紙版

内容紹介

戦後の教育制度のなかに、いかなるジェンダー構造が存在したのか。史料を紐解き、戦後教育史をジェンダーの視点から解明していく。

目次

はじめに

第一章 男女共学の実施
 一 女子教育政策としての男女共学
 二 ジェンダー観の継承
 三 新制高等学校の発足

第二章 男女共学の見直し論議
 一 男女共学の状況
 二 風紀問題という視点
 三 女子の特性教育という視点

第三章 短期大学の女子教育機関化
 一 短期大学の誕生
 二 二つの短期大学
 三 中堅職業人の養成
 四 女子教育機関としての純化

第四章 女子学生批判が意味したもの
 一 四年制大学に通う女性たち
 二 女子大学無用論
 三 女子学生亡国論

第五章 「家庭づくり」をめぐる政策
 一 家族への関心
 二 「家庭づくり」

おわりに
参考文献
事項索引
人名索引

著者略歴

著:小山 静子
小山 静子(こやま しずこ)1953年、熊本市生まれ。1982年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程認定退学。現在、京都大学名誉教授。著書:『家庭の生成と女性の国民化』(勁草書房、1999年)、『戦後教育のジェンダー秩序』(勁草書房、2009年)、『男女別学の時代』(編著、柏書房、2015年)、『下田歌子と近代日本』(共著、勁草書房、2021年)『男女共学の成立』(共編著、六花出版、2021年)、『良妻賢母という規範 新装改訂版』(勁草書房、2022年)。

ISBN:9784326653416
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2009年05月
発売日:2009年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNB