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大学での学び方

「思考」のレッスン

監:成城大学共通教育研究センター
著:東谷 護

紙版

内容紹介

高校までの「お勉強」と大学での「学び」はどう違うか。受身型勉強から自ら考え表現する学問的姿勢の架け橋として考える方法を解説。

レポートや論文執筆に際して、書き方以前にそもそも「何をどう書いていいのかわからない」人に向け、問いをたてることの重要性と、どうやって問いをたてるのか、というヒントを具体的に示すテキスト。「自ら考え、表現する」具体的方法を語り口調で解説することにより、高校生・大学生はもちろん、新社会人にも有益な情報を提供する。

目次

はしがき

序――思考への誘(いざな)い
 1 「お勉強」からの脱出
 2 思考とは何か
 3 本書の構成

第1章 思考の準備
 1 思考は問うことからはじまる
 2 問うことは非日常的行為である
 3 問うには意識的訓練が必要である

第2章 「読む」ことから問う
 1 複線的に読む
 2 知識を得るために読む
 3 批判的に読む

第3章 「問う」ための工夫
 1 解釈から問う
 2 批判から問う
 3 発想の転換から問う

第4章 「練習する」ことの大切さ
 1 グラフは見るもの、読むもの、問いをたてるもの
 2 騙すプレゼンテーションを見抜けるか
 3 グラフの読み解きから問いをたてる

第5章 「調べる」ことの二重性
 1 「調べる」ことは論証のはじめの一歩
 2 「調べる」ことは新たな問いへの第一歩
 3 調べたことをどのようにいかすか

第6章 「書く」ことは思考の具体化
 1 書くことは考えること
 2 アウトラインは思考の筋道
 3 論文は問いの論証

おわりに――学びをどのようにいかすか


あとがき
索引

著者略歴

著:東谷 護
東谷 護(とうや まもる) 
1965年神奈川県横浜市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・ 環境学)。現在:成城大学文芸学部教授 専攻:ポピュラー音楽研究、大衆文化史、文化社会学 著書:『進駐軍クラブから歌謡曲へ――戦後日本ポピュラー音楽の黎明期』(みすず書房、2005)、『大学での学びかた――「思考」のレッスン――』(勁草書房、2007) 『ポピュラー音楽へのまなざし――売る・読む・楽しむ』(編著・勁草書房、2003) 『拡散する音楽文化をどうとらえるか』(編著・勁草書房、2008) 『ポピュラー音楽から問う――日本文化再考』(編著・せりか書房、2014) Made in Japan: Studies in Popular Music (Routledge Global Popular Music Series)(共著、New York: Routledge, 2014)ほか。

ISBN:9784326653249
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:168ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2007年04月
発売日:2007年04月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CFG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2GJ