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サーキュラーエコノミー

循環経済がビジネスを変える

編:梅田 靖
編:21世紀政策研究所

紙版

内容紹介

サステナブルな社会の形成に関して欠かせない理念であるサーキュラーエコノミーの全貌を紹介。日本はこれからいかに対応するのか。

サーキュラーエコノミーが経済の仕組みを変える! 資源の有効活用と競争力強化、雇用確保を結びつけ、市場競争の座標軸を変えようとする試み。ものづくりを含む価値提供のやりかたを変えようとする試み。欧州で先行するサーキュラーエコノミーを「サーキュラーエコノミーに向けたEU行動計画」を中心に解説する。

目次

ご挨拶

序章 サーキュラーエコノミーが目指すもの[梅田 靖]

第1章 サーキュラーエコノミーとはなにか[赤穂啓子]
 1 欧州の政策
 2 欧州がCEに取り組む背景
 3 CEに取り組む欧州企業
 4 EUにおけるCE政策の進捗
 5 「循環経済行動計画」
 6 EU加盟国のCEへの取り組み
 7 まとめ
 補足 EU「サーキュラーエコノミーパッケージ」の内容
 EUの新たな循環経済行動計画(Circular Economy Action Plan)

第2章 サーキュラーエコノミーは、いまどうなっているのか――欧州の事例を中心に[喜多川和典・梅田 靖]
 1 全体動向
 2 標準化動向
 3 プラスチックを巡る動向
 4 欧州調査報告

第3章 サーキュラーエコノミーはデジタル戦略の重要な差別化要因[廣瀬弥生]
 1 デジタルビジネスにおける環境変化
 2 デジタルプラットフォーム戦略が国際標準化の覇権を握る鍵に
 3 欧州企業のプラットフォーム戦略:CE×デジタル
 4 プラットフォーム戦略がもたらす顧客接点強化
 5 日本にとってのリスク
 6 提言
 7 さいごに:日本型コミュニケーションの重要性

第4章 「ものづくり」視点からのサーキュラーエコノミー[梅田 靖]
 1 ものづくりへのCEの影響
 2 ものづくりの今後の姿
 3 CEを実現するための技術
 4 まとめ

第5章 日本企業とサーキュラーエコノミー[赤穂啓子]
 1 「100年後を見据えた車作り」 本田技研工業株式会社
 2 「お客様のライフサイクルに最適な価値を提供」 パナソニックETソリューションズ株式会社
 3 「2030年の社会見据えCEに取り組む」 株式会社三菱ケミカルホールディングス
 4 「素材の分別へ、設計と意識を改革」 大阪製鐵株式会社
 5 「日本のメジャーリサイクラーを目指して」 大栄環境ホールディングス株式会社
 6 「自動車 解体から利用へ」 株式会社永田プロダクツ

終章 今後予想される変化[梅田 靖]

用語解説

著者略歴

編:梅田 靖
梅田 靖(うめだ やすし) 
21世紀政策研究所研究主幹。東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター 教授。平成4年3月東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻博士課程 修了。博士(工学)。平成4年4月より東京大学工学部助手、講師を経て、平成11年4月より東京都立大学大学院工学研究科機械工学専攻 助教授、平成17月2月より大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻 教授。平成26年1月より東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻 教授、平成31年4月より現職。

ISBN:9784326550852
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQ