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アメリカが中国を選ぶ日

覇権国なきアジアの命運

著:ヒュー・ホワイト
訳:徳川 家広

紙版

内容紹介

刊行直後から当局者たちの話題をさらった書がついに日本語訳で登場。今世紀、中国が超大国にのし上がるのは間違いない。その時アメリカが採る道とは? 在日米軍の意義を問い直す米中「パワーシェアリング」の論理とは? 豪州随一の戦略家が繰り出す東アジアの将来図! 日本外交のあるべき姿を論じた「日本語版への序文」も収録。

目次

日本語版への序文

 第1章 困難な選択
 第2章 アジアの覇権国、アメリカ
 第3章 中国──その実力と野望
 第4章 軍事バランス
 第5章 アジアという舞台
 第6章 アメリカが選ぶ道、アメリカが目指すもの
 第7章 米中対立はどのような形をとるか
 第8章 「アジア大国協調体制」へ向けて
 第9章 中国にどう対処するか
 第10章 アメリカ大統領の演説

訳者あとがき
原注

著者略歴

著:ヒュー・ホワイト
ヒュー・ホワイト (Hugh White)
オーストラリア国立大学教授。 専門は戦略論、アジア太平洋の安全保障。オーストラリアにおける戦略・安全保障問題の第一人者。 本国政府では総理大臣・国防大臣の上級顧問、国防省副次官を歴任。また、オーストラリアの戦略政策研究所初代所長も務めた。共著に Bilateralism, Multilateralism and Asia-Pacific Security (Routledge)、Security Politics in the Asia-Pacific (Cambridge University Press) など。ほかにも雑誌・ジャーナルの論文多数。
訳:徳川 家広
徳川家広(とくがわ いえひろ)
翻訳家、政治・経済評論家。ミシガン大学で経済学修士号を取得。国連食糧農業機関(FAO)などに勤務後、 コロンビア大学で政治学修士号を取得。訳書にシルヴィア・ナサー『大いなる探究』(新潮社)、 グレッグ・スミス『訣別 ゴールドマン・サックス』(講談社)、 ウィリアム・バーンスタイン『「豊かさ」の誕生』(日本経済新聞社)など多数。著書に『なぜ日本経済が21世紀をリードするのか』(NHK出版新書)、 『自分を守る経済学』(ちくま新書)など。

ISBN:9784326351664
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:276ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2014年11月
発売日:2014年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS