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写真の哲学のために

テクノロジーとヴィジュアルカルチャー

著:V.フルッサー
訳:深川 雅文
訳:室井 尚

紙版

内容紹介

脱産業社会/情報社会における「装置」 と 「人間」 が作り出す新しい「自由」とは何か。メディア=文明論の地平。

人類は呪術的な画像イメージの段階から、概念的思考が可能な文字テキストの時代を経て、150年前に「写真」という新しいメディアを得た。写真以後、映画、TV、コンピュータを含め、著者が称するところの「テクノ画像」(複製メディア)の時代へと突入する。このメディアは一見現実をそのまま捉えるかにみえるが、「装置」が介在し、制作、流通、受容の場を支配する。 脱産業社会/情報社会における人間の「自由」はどう得られるのか?文明論的考察。

目次

はじめに

I 画像

Ⅱ テクノ画像

Ⅲ 写真装置

Ⅳ 写真行為

Ⅴ 写真

Ⅵ 写真の流通

Ⅶ 写真の受容

Ⅷ 写真の宇宙

Ⅸ 写真の哲学の必要性

用語解説
解説/文明の大転換のさなかに――20世紀末にフッサールをどう読むべきか
訳者あとがき

ISBN:9784326153404
出版社:勁草書房
判型:4-6
ページ数:200ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:1999年02月
発売日:1999年02月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AJ