出版社を探す

デジタル時代の金融システム

欧州と日本からの視点

編:ドイツ日本研究所

紙版

内容紹介

AI(人工知能)、DLT(分散型台帳技術)の台頭のなかで通貨、金融機関のビジネスモデルはいかなる変貌を遂げるのか?米中が牽引する巨大なデジタル・トランスフォーメーションの潮流の狭間で揺れる、欧州と日本を代表する論客13人による考察。欧州と日本の位置(マルクス・ヘッケル、フランツ・ヴァルデンベルガー)、中央銀行デジタル通貨のデザイン(ウルリッヒ・ビンドザイル)、支払手段進化のロードマップ(アレクサンダー・ベヒテル、アガタ・フェレイラ、ヨナス・グロス、フィリップ・サンドナー)、リテール銀行業の変貌(アンナ・オマリー二)、金融制度の課題(木下信行)、金融規制上の対応(佐々木清隆)、デジタル通貨の展望(山岡浩巳)、日本のキャッシュレス決済(翁百合)、独自の進化を遂げる日本のHFT(木内登英)。

目次

序 章 デジタル時代の金融システム─欧州と日本からの視点─ マルクス・ヘッケル/フランツ・ヴァルデンベルガー
第1章 金融市場の将来 木下 信行
第2章 日本における金融デジタライゼーションと規制上の対応 佐々木 清隆
第3章 デジタル通貨とマネーの将来 山岡 浩巳
第4章 名目金利がマイナスの世界における中央銀行デジタル通貨 ウルリッヒ・ビンドザイル
第5章 DLTベースの欧州経済における未来の決済─ロードマップ─ アレクサンダー・ベヒテル/アガタ・フェレイラヨナス・グロス/フィリップ・サンドナー
第6章 日本の決済手段のデジタル化─キャッシュレス決済とポイントシステム─ 翁 百合
第7章 リテール銀行業の変貌とデジタル・バンキングの未来 アンナ・オマリーニ
第8章 独自の進化を遂げる日本のHF  木内 登英

著者略歴

編:ドイツ日本研究所
Deutsches Institut für Japanstudien.ドイツ日本研究所は現代日本を人文科学の立場から研究することを目的に、1988年に東京に設立されました。2002に年マックス・ウェーバー財団ドイツ海外人文科学研究所の一機関となってからは、グローバル化する世界というコンテキストにおいて研究することが研究課題として掲げられており、各分野のプロジェクト内容や手法については、日本・ドイツ両国から選ばれた学術顧問の助言のもと、研究者の独創性を重んじながら、研究を行っています。

ISBN:9784322140385
出版社:一般社団法人金融財政事情研究会
判型:A5
ページ数:296ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF