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KINZAIバリュー叢書

コンダクトリスク

著:東 浩

紙版

内容紹介

不適切な販売勧誘、情報伝達、市場操作、ハラスメント・・・役職員の行動(コンダクト)に起因するリスクが顕在化している状況にどう対処すべきか
コンダクトリスクの概念、具体例と管理手法、企業カルチャーとの関係、内部監査の手法、行動規範の見直し、欧米や日本の規制当局の動向など、実務上の要点を網羅!
30年近く銀行で実務に従事し、規制当局対応にも携わってきた著者が、リスク管理における重要ポイントを詳解!
近年注目される新しい概念についての解説した、金融機関のコンプライアンス担当者にとって待望の1冊!

目次

第1章 コンダクトリスクについて
 1 コンダクトリスクの概念
 2 コンダクトリスクの包括的定義
 3 コンダクトリスク概念を用いる意義
 4 コンダクトリスクと他のリスクカテゴリーとの関係
 5 コンダクトリスク管理監督の動向
第2章 コンダクトリスクが問題となる具体例
 1 海外の事例
 2 国内金融機関の事例
 3 国内事業法人の事例
第3章 コンダクトリスク管理の手法
 1 コンダクトリスク管理の概要
 2 コンダクトリスク管理のフレームワーク
 3 コンダクリスク管理体制
 4 コンダクトリスクの定義
 5 コンダクトリスク事象の洗い出し
 6 コンダクトリスク事象の分析・評価
 7 コンダクトリスク対応
 8 コンダクトリスク管理態勢の見直しと高度化
 9 リスクコミュニケーション
第4章 企業カルチャー醸成のポイント
 1 企業カルチャーとコンダクトリスクのカルチャー要因
 2 企業カルチャー醸成の重要ポイント
 3 企業カルチャーの浸透度の確認
 4 本邦金融庁の動向
 5 海外規制当局の動向
第5章 コンダクトリスクおよび企業カルチャーについての内部監査
 1 コンダクトリスク監査
 2 企業カルチャー監査
第6章 行動規範改定のポイント
 1 行動規範概要
 2 行動規範の内容
 3 行動規範における最重要ポイント
 4 行動規範の策定プロセス
 5 行動規範の浸透策
 6 行動規範各論――内部通報制度の実効性向上
 7 行動規範各論――ハラスメント
第7章 今後の規制当局動向の見通し
 1 本邦金融庁
 2 海外当局の動向
 3 今後の情報収集のポイント

著者略歴

著:東 浩
田辺総合法律事務所 パートナー弁護士
公認会計士・公認不正検査士・税理士
1985年東京大学法学部卒業、1985~2014年株式会社東京銀行(現三菱UFJ銀行)に勤務。米国勤務通算8年のほか、コンプライアンス統括部法務室、与信監査室などに在籍、日米金融当局対応にも従事。米国公認会計士、公認不正検査士、税理士、公認内部監査人、証券アナリスト。2015年田辺総合法律事務所にパートナー弁護士として入所。一般社団法人金融革新同友会FINOVATORS Mentor、2019年~株式会社第一ビルディング社外監査役、相互住宅株式会社社外監査役。

ISBN:9784322138412
出版社:一般社団法人金融財政事情研究会
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ