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金融リテラシー入門【応用編】

編著:幸田 博人
編著:川北 英隆

紙版

内容紹介

人生100年時代に京都大学で学ぶ、お金の話

応用編では、FinTech、金融ジェロントロジー、年金運用、ESG投資など、今後の金融の発展を考えるうえで必須となるトピックを解説
基礎編に続き、金融庁やシンクタンクの実務家をゲストに迎え、最先端の金融知識を身につけられる、次世代のためのお金の教科書
神作裕之氏(東京大学教授)推薦!
金融を「知り」「活用できる」こと(=金融リテラシー)。
IT化、少子高齢化、感染症リスクなど、現代の社会と個人は多くの課題に直面している。金融は、これらの課題にどのように立ち向かうことができるか。学問的・体系的に問う。

目次

「応用編」のねらいと構成について 幸田 博人
「応用編」の位置づけについて
全体の構成について
【コラム】
 ■金融リテラシー 日本と米国 大澤 佳雄
 ■AI時代の金融リテラシーを考える―法学の視点から 角田 美穂子
 ■金融リテラシーと自己決定(self determination)に思いをよせて 大橋 圭造
 ■行動なきリテラシーは無意味であるー日本の金融リテラシーに求められるもの 飯山 俊康
 ■「日本人の金融リテラシー」問題の本質 吉永 高士
 ■2つの金融リテラシー 門間 一夫
 ■金融リテラシー議論の盲点 大庫 直樹
 ■データ時代の人材に求められる「新読解力」 新井 紀子
第1章 金融商品とその担い手のビジネスモデル 安野 淳
 1 はじめに
 2 金融商品とは何か
 3 デジタライゼーションの進展
 4 金融商品のあり方
 5 金融の担い手のビジネスモデル
 6 本章の理解を深めるためのQ&A
第2章 金融機関のビジネスモデル 幸田 博人
 1 金融機関と「金融リテラシー」
 2 金融機関としての営業スタイルについて
 3 フィデューシャリー・デューティーの重要性
 4 社会課題としての金融ジェロントロジー
 5 おわりに
第3章 資産形成と資産活用ー超高齢社会の金融サービス 野尻 哲史
 1 資産形成と資産活用の2面を考える時代に
 2 生涯におけるお金との向き合い方
 3 本章の理解を深めるためのQ&A
第4章 資産運用の高度化 川北 英隆
 1 資産運用と分散投資
 2 リターンとリスクを予測する
 3 ポートフォリオー分散投資の効果
 4 CAPM
 5 フィンテックと金融資産
第5章 金融ジェロントロジーー人生100年時代における資産管理のあり方 野村 亜紀子
 1 高齢社会の到来と金融ジェロントロジー
 2 老齢期の金融リテラシー
 3 金融ジェロントロジーの実践
 4 本章の理解を深めるQ&A
第6章 FinTechと金融デジタライゼーション戦略 松尾 元信
 1 FinTechで起こっていること
 2 金融デジタライゼーション戦略の推進
 3 暗号資産の法制度とブロックチェーンー分散型金融システムの「ガバナンスフォーラム」
 4 本章の理解を深めるQ&A
第7章 老後に備えた資産運用 川北 英隆
 1 ライフステージと退職後
 2 資産運用のスタンスについて
 3 長期投資に関する税制の活用
第8章 年金資金運用・ESG投資 高橋 則広
 1 GPIFと分散投資について
 2 ESG投資
 3 本章の理解を深めるためのQ&A
第9章 「基礎編」「応用編」のまとめ―今後の「金融リテラシー」の展望 幸田 博人
 1 はじめに
 2 「リテラシー」とは何か
 3 本書の「金融リテラシー」コラムの視点について
 4 「貯蓄から投資へ」「貯蓄から資産形成へ」について
おわりに 川北 英隆

著者略歴

編著:幸田 博人
京都大学経営管理大学院特別教授・大学院経済学研究科特任教授
一橋大学経済学部卒。日本興業銀行入行、みずほ証券執行役員、常務執行
役員、代表取締役副社長等を歴任。
現在(2018年7月~)、株式会社イノベーション・インテリジェンス研究所代表取締役社長、リーディング・スキル・テスト株式会社代表取締役社長、株式会社産業革新投資機構(JIC)社外取締役、一橋大学大学院経営管理研究科客員教授、SBI大学院大学経営管理研究科教授など。
編著:川北 英隆
京都大学名誉教授・同経営管理大学院特任教授
京都大学経済学部卒業、博士(経済学)。日本生命保険相互会社(資金証券部長、取締役財務企画部長等)、中央大学国際会計研究科特任教授、同志社大学政策学部教授、京都大学大学院経営管理研究部教授等を経て、現在に至る。

ISBN:9784322138306
出版社:金融財政事情研究会
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF