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コンピュータ囲碁

モンテカルロ法の理論と実践

編:松原 仁
著:美添 一樹
著:山下 宏

紙版

内容紹介

コンピュータ囲碁の研究は1960年代から始まって世界中で盛んに進められてきたが,手が広すぎてチェス,オセロや将棋などで有効であった探索の手法がそのままでは使えず,なかなか強くならなかった。研究が始まって40年ほど経ってもまだアマの級位者レベルに留まっていた。それが,モンテカルロ法が有効であることが2000年代半ばにわかってからは急速に強くなり,一気にアマ高段者のレベルに達した。本書はそのモンテカルロ法の理論と実践について,それぞれの第一人者が詳しく解説したものである。

目次

第I部 理論編

 第1章 はじめに

 第2章 背景:モンテカルロ木探索以前

 第3章 モンテカルロ囲碁の概要

 第4章 モンテカルロ木探索の詳細

 第5章 モンテカルロ木探索の強化

 第6章 最後に


第II部 実践編

 第7章 モンテカルロ囲碁

 第8章 原始モンテカルロ囲碁の作成

 第9章 モンテカルロ木探索の概略

 第10章 UCTで探索するプログラム

 第11章 彩のデータ構造

 第12章 MCTSで使われる手法

 第13章 ノードの作成

 第14章 彩のUCT関数

 第15章 プレイアウトを行う前の処理

 第16章 プレイアウトの中での処理

 第17章 パターン

 第18章 Minorization-Maximizationアルゴリズム

 第19章 群の評価

 第20章 連の死活探索

 第21章 プレイアウトでの攻め合い

 第22書 並列化

 第23章 時間制御

 第24章 その他の情報

 第25章 開発環境など

 第26章 資料

 第27章 モンテカルロ法を試してみて

ISBN:9784320123274
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2012年11月
発売日:2012年11月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WDMG3