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帰納論理プログラミング

著:古川 康一
著:尾崎 知伸
著:植野 研

紙版

内容紹介

帰納論理プログラミングは、1990年代初頭に英国オックスフォード大学のStephen Muggleton らによって創造された概念で、述語論理に基づく帰納推論を用いた機械(コンピュータによる)学習プログラミングのことです。その中心課題は多くの分類問題への適用・解決であり、すでに分子生物学・環境科学・医学・システム科学・社会科学ほかに幅広く適用されはじめていて、数々の成果が報告されています。ことに、概念間の依存関係を反映した「背景知識」が使えることから、テキストマイニング・遺伝子解析といった現代の難問解決に大きな期待が寄せられております。
本書は、その久しく待望されていた、日本語での初の包括的入門解説書であります。論理に基づく帰納推論を一貫したテーマとし、命題論理学習器として決定木を取り上げ、一階述語論理学習木として、有名なProgol を取り上げています。

目次

第1部 導入
第1章 序論

第2部 演繹推論
第2章 論理と表現

第3章 命題論理

第4章 述語論理

第5章 Prolog

第3部 帰納推論
第6章 決定木の学習

第7章 計算論的学習理論の考え方

第8章 帰納論理プログラミング

第9章 仮説の検定と予測精度の評価

第10章 帰納論理プログラミングの応用

第11章 今後の展開

第4部 付録
付録A. 帰納論理プログラミングシステムProgolの使い方

付録B. Progolの学習アルゴリズム

参考文献

索引

ISBN:9784320120143
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:352ページ
定価:5000円(本体)
発行年月日:2001年05月
発売日:2001年05月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UB