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オープンデータを使って学ぶ!Excel統計分析入門

著:向原 強

紙版

内容紹介

本書は、オープンデータの分析に必要な統計学の基礎を学ぶための教科書です。
大学講義での利用を想定し、全15章の中で、統計の基本を網羅できるコンテンツにすることを最優先にまとめました。
各章には、章末問題を配置して、項目ごとに理解を深められるようになっています。

オープンデータは、無償で公開されている重要な情報資源であることから、利活用への期待が高まっていますが、そのデータが何を意味しているのか、それを活用して何ができるのかなど、データに対する考え方を理解できていなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
計算方法や分析に必要とされるデータ形式、Excel関数についての説明を読み進めながら、オープンデータを有効活用するための手法を身につけましょう。

※本文2色刷り

目次

はじめに

第1章 オープンデータ

1.1 データと統計
1.2 統計の考え方
1.3 公的統計とオープンデータ
1.4 ミクロデータとマクロデータ
1.5 オープンデータの入手先
1.6 章末問題

第2章 データの準備

2.1 機械判読とファイル形式
2.2 データ作成の基本原則
2.3 データ作成事例
2.4 データの準備
 2.4.1 CSVデータのダウンロード
 2.4.2 テーブル書式設定とデータ抽出
 2.4.3 分析作業データ作成
2.5 章末問題

第3章 データの代表値

3.1 平均賃金の差異
3.2 財政力指数の差異
 3.2.1 中央値
 3.2.2 四分位数
 3.2.3 比較分析
 3.2.4 Excel関数による中央値と四分位数の計算
3.3 章末問題

第4章 度数分布

4.1 がん罹患の年齢分析
 4.1.1 度数分布表とヒストグラム
 4.1.2 最頻値
 4.1.3 度数分布表による平均値の推定
 4.1.4 度数分布表による中央値の推定
 4.1.5 度数分布表による四分位数の推定
 4.1.6 データ分析
4.2 章末問題

第5章 データの散布度

5.1 財政力指数格差の地域比較
 5.1.1 範囲と四分位範囲
 5.1.2 Excelを利用した箱ひげ図の作成
 5.1.3 積み上げ棒グラフを利用した箱ひげ図の作成
 5.1.4 分散と標準偏差
5.2 がん罹患年齢の男女差分析
5.3 章末問題

第6章 確率分布

6.1 実世界とモデル世界
6.2 確率分布
 6.2.1 確率変数
 6.2.2 確率密度関数と分布関数
 6.2.3 区間の確率
6.3 確率変数の統計
6.4 章末問題

第7章 正規分布

7.1 正規分布の特徴
7.2 Excelによる正規分布の確率計算
7.3 NORM.DIST関数による確率計算
7.4 確率密度関数とヒストグラム
7.5 章末問題

第8章 平均値の分布

8.1 母集団と標本
8.2 σが既知の場合の標本平均値分布
8.3 章末問題

第9章 t分布

9.1 σが未知の場合の標本平均値分布
9.2 Excelによるt分布の確率計算
9.3 t分布を利用した信頼区間
9.4 章末問題

第10章 回帰分析

10.1 Excelによる回帰式の作成
10.2 回帰式の意味
10.3 決定係数の意味
10.4 章末問題

第11章 相関分析

11.1 散布図
11.2 共分散と相関係数
11.3 章末問題

第12章 平均の差の仮説検定

12.1 平均値の差
12.2 仮説検定の考え方
12.3 検定統計量と分布
12.4 仮説検定(片側検定)
12.5 仮説検定(両側検定)
12.6 対応のある平均の差の検定
12.7 章末問題

第13章 等分散性の検定

13.1 等分散性の考え方
13.2 等分散検定演習
13.3 章末問題

第14章 クロス集計と適合度の検定

14.1 クロス集計
14.2 実測値と期待値
14.3 p値
14.4 章末問題

第15章 一元配置分散分析

15.1 3群の平均値の差の検定
15.2 一元配置分散分析表の計算
 15.2.1 グループ内分散の計算
 15.2.2 グループ間分散の計算
 15.2.3 分散比とp値の計算
15.3 分散分析の留意点
15.4 章末問題

章末問題解答

参考ウェブサイト

あとがき

索 引

ISBN:9784320114883
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBT