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ソフトウェアインスペクション

著:トム・ギルブ
著:ドロシ-・グラハム
著:伊土誠一

紙版

内容紹介

インスペクションは、ソフトウェアの品質と生産性を向上させる強力な手法として、20年以上も実施され有効性が検証されてきた。
本書は、この手法の権威であるT.Gilbらが、長年の研究と実務経験に基づき1993年に出した名著の待望の翻訳である。
多くの例と書式テンプレートが非常に役立つ実務書といえる。
[原著 Tom Gilb、 Dorothy Graham:Software Inspection、 Addison Wesley Longman Ltd.、 1993]

発行元:(株)構造計画研究所
発売元:共立出版(株)

目次

第1章 インスペクションの歴史的背景および他の手法との比較
1.1 歴史的ルーツ
1.2 インスペクションと他のレビュー技術との比較
1.3 テストとインスペクションの比較

第2章 インスペクションの便益とコスト
2.1 現在,欠陥によってどの程度のコストがかかっているか?
2.2 直接的節約
2.3 間接的便益
2.4 インスペクションのコスト
2.5 インスペクションプロセス内の作業の割合
2.6 副次効果コスト

第3章 ソフトウェアインスペクションの概観
3.1 成果物インスペクション
3.2 プロセス改善
3.3 要約

第4章 インスペクションプロセス(パート1)―始動と文書
4.1 インスペクションの要請
4.2 プロセス計画の策定
4.3 成果物のインスペクションに必要な文書
4.4 開始プロセス
4.5 キックオフミーティング
4.6 まとめ

第5章 インスペクションプロセス(パート2)―チェック
5.1 個人チェック
5.2 ロギングミーティング

第6章 インスペクションプロセス(パート3)―完了
6.1 編集
6.2 フォローアップ
6.3 終了
6.4 要約

第7章 インスペクションプロセス(パート4)―プロセス改善
7.1 問題予防と対比した問題除去
7.2 プロセス管理の概念
7.3 プロセスブレーンストーミング
7.4 IBMの方法との対比
7.5 プロセス変革管理チームの組織

第8章 インスペクションリーダ
8.1 リーダは誰か?
8.2 マスタープラン
8.3 開始基準
8.4 対象文書の選択
8.5 チェックおよびロギング速度
8.6 インスペクタの選抜
8.7 会議室の予約
8.8 インスペクタにスペシャリストの役割を割り当てる
8.9 キックオフミーティング
8.10 ロギングミーティングの準備
8.11 ロギングミーティングの指揮をとる
8.12 プロセスブレーンストーミングを指揮する
8.13 尺度の収集,公開および利用
8.14 編集作業
8.15 作業終了の検証
8.16 終了
8.17 変革管理
8.18 リーダの管理
8.19 進歩的なリーダへの指針

第9章 スペシャリストの視点からのインスペクション
9.1 チェッカの視点からのインスペクション
9.2 オーサ/編集者の視点から見たインスペクション

第10章 導入とトレーニング
10.1 導入
10.2 インスペクション導入のチェックリスト
10.3 正規のトレーニング
10.4 要約と結論

第11章 困難に打ち勝つ
11.1 インスペクションの失敗を把握する
11.2 なぜインスペクションプロセスが失敗するか
11.3 失敗したプロセス改善の初期の試み
11.4 典型的な導入時の問題と解決法

第12章 Appliconにおけるインスペクション

第13章 1人からの出発

第14章 Thorn EMIの文書インスペクション

第15章 Racal Redacにおけるインスペクション

第16章 Sema Group(英国)におけるインスペクション

第17章 欠陥予防プロセスの実践

付録A:1ページインスペクションハンドブック
付録B:手順―スペシャリストおよびサブプロセスが何をすべきか
付録C:インスペクションの尺度と書式
付録D:ルールセット,用語集,参考文献

ISBN:9784320097278
出版社:構造計画研究所
判型:A5
ページ数:450ページ
定価:5000円(本体)
発行年月日:1999年08月
発売日:1999年08月01日