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先端光エレクトロニクスシリーズ 8

光集積デバイス

著:小林 功郎

紙版

内容紹介

光エレクトロニクスは、21世紀の情報化社会を支える基盤技術の1つである。本書はその光エレクトロニクスの展開を引っ張るキーテクノロジーとしての、光集積デバイス技術についての解説書である。
光集積デバイスは、その実用化が始まったところで、日々変化している技 術領域である。その意味で、現時点では、技術の系統的な切り口でまとめるの は無理である。また、個別の技術やデバイスの詳細なデータを詳しく述べてもすぐ古くなり、役に立たなくなる恐れがある。そこで、技術や詳細データの代わりに、光集積の考え方や、情報伝送システムや情報ネットワークの中での使われ方/応用などを意識しながら、光集積デバイスの現状と今後の展開について解説した。

目次

第1章 光集積の考え方
1.1 集積の方向
1.2 光集積の方式
1.3 光集積の形態

第2章 光集積の要素技術
2.1 光集積デバイス用の材料
2.2 光集積デバイス製作技術

第3章 選択MOVPE結晶成長技術
3.1 原理および特徴
3.2 選択MOVPE法の応用例

第4章 光通信ネットワークと光集積デバイス
4.1 光通信ネットワークと光源/受光器
4.2 光通信ネットワークとその他の光集積デバイス

第5章 超高速時間多重光通信用の集積光源
5.1 外部光変調のあらまし
5.2 半導体光変調器
5.3 変調器集積光源の基本的な設計と製作
5.4 EA変調器集積光源の実現例
5.5 変調器集積光源を用いた光ファイバ伝送

第6章 波長多重通信用の集積光源
6.1 単一軸モード発振半導体レーザの発振波長
6.2 WDM光通信用単体半導体レーザ
6.3 WDM光通信用の変調器集積光源
6.4 WDM光通信用の多波長集積光源

第7章 波長可変光源と波長可変器
7.1 代表的な波長可変方式
7.2 多電極DBR波長可変光源
7.3 不均一回折格子を用いた波長可変DBR-LD
7.4 加熱による波長可変DBR-LD
7.5 波長可変DFB-LD
7.6 代表的な波長変換方式
7.7 光制御光ゲートによる波長変換器

第8章 光アクセス系用光集積デバイス
8.1 光部品間の結合
8.2 スポットサイズ変換器集積光源
8.3 光集積送受信デバイス

第9章 集積受光器
9.1 動波路型フォトダイオード
9.2 WDM用集積受光器

第10章 光ネットワーク用光集積ノードデバイス
10.1 集積光スイッチングデバイス
10.2 アド・ドロップ集積光デバイス
10.3 AWGを応用したノート用光集積デバイス

ISBN:9784320085589
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:226ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:1999年01月
発売日:1999年01月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TJF