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ユニバーサルデザイン実践ガイドライン

編:日本人間工学会

紙版

内容紹介

ユニバーサルデザインとは,あらゆるユーザが可能な限り利用できるように,製品,建物,環境などをデザイン(設計)することである。いまやユニバーサルデザインはものづくりの必要十分条件になってきている。経済産業省として,規格作りもスタートしているし,国土建設省でもハートビル法や交通バリアフリー法などを制定している。
本書では,従来にない,デザイン手法を紹介したもの。企業におけるユニバーサルデザインを学会の部会でまとめた。デザインの推進方法,ユーザの分類方法などをデザインする上で必要な人間工学のデータベースがまとめられている。

目次

I.実践編
1章 ユニバーサルデザインおよびガイドラインの基本的な考え方
1-1 方針
1-2 使い方
1-3 定義
1-4 ユニバーサルデザインの考え方
1-5 ユニバーサルデザインの背景
1-6 ユニバーサルデザインがなぜ必要か
1-7 企業でユニバーサルデザインを推進するには
1-8 ユニバーサルデザインを企業で推進するためのアプローチ
参考文献

2章 ユニバーサルデザイン開発のプロセス
2-1 はじめに
2-2 ユニバーサルデザインプロセスの概要
2-3 ユニバーサルデザインを行う準備
2-4 通常のデザイン作業プロセス
2-5 簡略化したユニバーサルデザインプロセスの各ステップの内容
参考文献

3章 ユーザ分類表
3-1 ユーザ分類表の説明
3-2 ユーザ分類表の構成
3-3 使い方
3-4 補足
参考文献

4章 ユニバーサルデザインマトリックス
4-1 ユニバーサルデザインマトリックスの説明
4-2 商品の3側面とユニバーサルデザイン原則,サブ項目
4-3 基本タスク
4-4 ユニバーサルデザインマトリックスの応用的な活用方法
参考文献

5章 簡易型要求事項抽出方法
5-1 要求事項の抽出
5-2 ユニバーサルデザインアクションチェックリスト
5-3 参加型要求事項抽出方法(ワークショップ方式)
5-4 簡易タスク分析
5-5 直接観察方法
参考文献

6章 デザインコンセプトの構築
6-1 コンセプトの構築
6-2 ユニバーサルデザイン仕様書を作成する
6-3 デザインを行う
参考文献

7章 ユニバーサルデザイン評価
7-1 デザインコンセプト項目に基づいて評価を行う
7-2 ユニバーサルデザインアクションチェックリストの活用
7-3 ユーザ参加型評価
参考文献

II.資料編
1章 ユーザ分類資料とユニバーサルデザインデータ
1-1 ユーザ分類資料
1-2 ユニバーサルデザインデータ
1-3 データの運用にあたって
1-4 統計データの使い方
1-5 人間データの求め方
参考文献

2章 ユニバーサルデザインマトリックスサンプル
2-1 工業製品例
2-2 日用雑貨例
2-3 建築関係例
参考文献

3章 ユニバーサルデザインマトリックスを応用的に使う
3-1 ユニバーサルデザインマトリックスアイデアシート
3-2 簡易アイデアシート
参考文献

4章 ユニバーサルデザインアクションチェックリスト
4-1 作業手順
4-2 操作性
4-3 有用性
4-4 魅力性
参考文献

5章 ユニバーサルデザイン実践ガイドラインを情報機器に活用した事例
5-1 情報機器のための簡易ユニバーサルデザインマトリックス
5-2 ノートブックパソコンの事例
参考文献

6章 ユニバーサルデザイン関連情報
6-1 関連発表論文(口頭発表,論文)
6-2 関連図書
6-3 推薦Webサイト

ISBN:9784320071551
出版社:共立出版
判型:B5
ページ数:160ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2003年06月
発売日:2003年06月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TBC