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フィールドジオロジー 7

変成・変形作用

著:高木 秀雄

紙版

内容紹介

変成岩の形成は、物理化学的、そして構造地質学的な2つの側面をもっている。本書ではそれらをそれぞれの専門家が「変成岩類」と「変形岩類」に分けて執筆した。
「変成岩類」は、野外調査をふまえた研究の手引きという性格を重視し、調査対象の的確な記載ができるための基礎知識と基本概念の理解に主眼をおいた。「変形岩類」は、変形岩研究の目的である幾何学像としての変形(歪)解析、運動像としての剪断センスの決定法、変形環境の決定や応力の復元のツールとしてのファブリック解析法などを解説した。また、そのための基礎となる構造要素の測定法や定方位試料の採取法、断層ガウジなどの脆弱変形岩の試料採取法や固定・研磨法、ユニバーサルステージの使用法なども解説した。

目次

A 概説編
「変成岩類」
A-1 変成作用と変成帯
A-2 変成岩の研究手法と目的

「変形岩類」
A-3 構造要素-面構造と線構造
A-4 定方位試料の採取法と復元法

B 実践編
「変成岩類」
B-1 変成岩の岩相と産状
B-2 変成鉱物組合せと変成条件の推定
B-3 変成岩の組織・産状と変成帯の形成
B-4 変成岩地域の地質図の作成法

「変形岩類」
B-5 主な変形岩類
B-6 変形岩類の記載法
B-7 剪断センスの決定法
B-8 変形の解析
B-9 格子定向配列の決定法
B-10 古応力場の解析法

C 文献編

索引

ISBN:9784320046870
出版社:共立出版
判型:B6
ページ数:208ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2004年05月
発売日:2004年04月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:RBGG