出版社を探す

岩石学概論 上 記載岩石学(CD-ROM付)

岩石学のための情報収集マニュアル

著:周藤 賢治
著:小山内 康人

紙版

内容紹介

 現代的視点から、おもに火成岩・変成岩・堆積岩の分類や記載的事項を記述。最新のデータをもとに、おもな火成岩の化学組成・同位体組成の特徴や岩石を研究するうえでのこれらの取りあつかい方などについても概説。岩石の組織・鉱物の特徴をしめすために、多くの顕微鏡写真を使用。続刊『解析岩石学』(岩石学概論・下)の姉妹編。

目次

第1章 岩石の分類
1.1 岩石とは
1.2 岩石の3分類法

第2章 火成岩の組成・分類・組織
2.1 火成活動
2.2 組成
2.3 種類と性質
2.4 組織と構造

第3章 火成岩の微量元素組成と同位体組成
3.1 微量元素組成
3.2 放射起源同位体
3.3 安定同位体

第4章 火成岩の記載的特徴
4.1 超マフィック岩
4.2 マフィック岩
4.3 中性岩
4.4 フェルシック岩

第5章 火成岩体
5.1 複成火山の地下構造
5.2 マグマ供給システム
5.3 噴出岩体
5.4 貫入岩体
5.5 深成岩体

第6章 変成作用
6.1 変成作用の種類
6.2 広域変成作用
6.3 局所変成作用
6.4 変成作用を支配する要素

第7章 変成岩の分類と命名
7.1 原岩による分類
7.2 組織による分類
7.3 変成岩特有の岩石名による分類

第8章 変成作用の限界と進行過程
8.1 変成作用の温度‐圧力範囲
8.2 変成度の変化
8.3 昇温期変成作用と後退変成作用―個々の変成岩の変成度の時間的変化
8.4 累進変成作用とフィールドP-T曲線―同一時刻の変成度の空間的変化
8.5 変成岩の部分溶融

第9章 変成相と変成相系列
9.1 変成相区分
9.2 変成相系列と圧力型

第10章 変成岩の組織
10.1 一般的組織
10.2 非変形組織
10.3 変形組織

第11章 広域変成岩の記載的特徴
11.1 おもな変成鉱物
11.2 堆積岩起源の広域変成岩
11.3 火成岩起源の広域変成岩
11.4 そのほかの広域変成岩
11.5 日本の変成帯

第12章 局所変成岩の記載的特徴
12.1 接触変成岩と交代変成岩
12.2 動力変成岩

第13章 堆積岩の形成と分類
13.1 堆積岩と変成岩のちがい
13.2 堆積岩の種類

引用文献
さくいん

ISBN:9784320046399
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2002年02月
発売日:2002年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:RBGG