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Northcottイデアル論入門

著:D.G.Northcott
訳:新妻 弘

紙版

内容紹介

 代数幾何学の中核をなす環論に関するイデアルについての特論である。イデアルとは、その名のとおり理想数に由来し、R. デデキントによって1870年代に導入されて以来、E. ネーター、W. クルル、C. シュヴァレー、O. ザリスキー、I. S. コーエンといった多くの著名な数学者を虜にしてきた現代代数学の主要テーマである。
 本書は、イデアルの理論が数論の拡張と相俟って環論のもとに発展した様相、また特に局所環の完備化について、他書では見られない丁寧な具体的解説が施されている。原著は1953年に初版を刊行以来2004年の最新重版まで、半世紀以上にわたって当該テーマの唯一の定番書として確固たる評価を得ている名著である。

目次



第1章 準素分解

第2章 剰余環と商環

第3章 ネーター環の基本的性質

第4章 局所環の代数的理論

第5章 局所環の解析的理論

第6章 覚え書き

参考文献

訳者あとがき

索引

ISBN:9784320018334
出版社:共立出版
判型:A5
ページ数:164ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2007年03月
発売日:2007年03月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBF