ニュートン新書
ニュートン新書
悪い統計学 データ分析の落とし⽳
著:ピーター・シュライバー
監:土屋 隆裕
訳:佐藤 聡
紙版
内容紹介
現代はあらゆる分野で「評価指標」が用いられ,それによって目標が定められたり,決定がなされたりしています。しかし,評価指標を誤って使ってしまったら,どうなってしまうのでしょうか?
本書は教育,医療,行政など,さまざまな分野で「評価指標の誤った使い方」が招く弊害や悲劇を紹介し,評価指標に見られる誤りを分類。それらの解決策を示すとともに,評価指標が私たちの行動や考え方に与える影響を明らかにし,評価指標の正しい使い方を指南します。
データを正しく見極め,使いこなす力が身につく1冊です。
※本書は2021年発行『BAD DATA 統計データの落とし穴』をニュートン新書として発行したものです。
目次
第1章 特別試験対策
グッドハートの法則と評価指標に関するパラドックス
第2 章 努力と成果
ロジックモデルと事業の評価
第3 章 不確実な未来
異時点間の問題と時間の軽視
第4 章 分母と分子
比率の過ち
第5 章 木を見て森を見ず
複雑なシステムの単純化
第6 章 リンゴとオレンジ
似て非なるもの
第7 章 数えられるものすべてが大事なわけではない
街灯効果
第8 章 大事なものすべてが数えられるわけではない
本質を見極める
第9 章 評価指標と選択
第10章 終わりではなく始まり