サイエンス超簡潔講座 パンデミック
紙版
内容紹介
パンデミックとは「ある一定期間に突発的に病気が流行すること」とされており,エピデミック(疫病などで明らかに正常な数値を超えた症例が地域や社会で発生していること)が大量に発生した状態とされています。本書では,ペスト,結核,マラリア,天然痘,コレラ,インフルエンザ,HIV /エイズといった,歴史上の主なパンデミックを取り上げ,それぞれ生物学的にどのような特徴があり,パンデミックの発生にどのように影響を及ぼしたのか,詳細に解説します。また,公衆衛生の向上にともなう感染症の推移,パンデミックの原因を追求した医学研究にも着目し,歴史的,文化的な分析を通して行われた科学的探究から、パンデミックが起きた際の検疫,隔離,旅行の制限などにも言及しています。
コロナ禍の今,人類が過去に経験したパンデミックを教訓とするための必読の書です。将来起こりうる新たなパンデミックの予防や対策にも生かせる一冊です。
目次
はじめに
第1章 ペスト
第2章 天然痘
第3章 マラリア
第4章 コレラ
第5章 結核
第6章 インフルエンザ
第7章 HIV/エイズ
おわりに
参考文献
図の出典
引用元
参考文献