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事例から学ぶ 実践!自治体法務・入門講座

著:吉田 勉

紙版

内容紹介

法務というと難しく考えがちであるが、この本を読めば、現実の問題に対処するために条例の立案や法令解釈による問題解決があることがわかる。そうすると、法務がぐっと身近な技術であることがわかるようになる。本書では法務の知識や実務能力が1冊でわかるように、平易なことばで解説している。

目次

第1編 自治体法務の世界をストーリーで実感する!
第1章 自治体法務・政策法務にはどんな役割があるのだろう?
第2章 法令とは何だろう
第3章 法令の体系がわかれば、それを使って法を解釈してみよう!
 【事例1】窮余の保育拒否 保育料払えるのに払わない親に
 【事例2】公民館は誰の何のためにある?
 【事例3】原子力事故の補償問題――思い込みは最悪の結果を招く
第4章 文書にはどんな意義があるのだろうか?――文書は世の中を動かす道具。法令の基本でもある
第2編 自治体の基盤「自治制度」を学び、法務を考える!
第1章 地方自治の仕組み
第2章 自治体の意思決定の仕組み
第3章 国と自治体との関係
第3編 「行政活動の形」とその「部品」~法務を考える!
第1章 自治体の行政活動と法務
第2章 行政活動の実効性をどう確保するか?
第3章 条例をどうつくっていくか?
第4編 事例で学ぶ実践自治体法務講座
【事例1】工業団地に残された1億円の廃棄物処理を文書一枚でやってもらう方法
【事例2】「虚偽報告」でも無罪放免事件
【事例3】散骨禁止問題から条例の効果を考える
【事例4】公の施設のキャンセル料
【事例5】高校必修科目未履修問題への対応に学ぶ

著者略歴

著:吉田 勉
1961年、茨城県下館市(現在、筑西市)生まれ
慶應義塾大学法学部法律学科卒業、筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了
茨城県企画部事業推進課課長補佐、友部町企画課長、茨城大学講師、茨城県病院局企画室長を経て、現在、常盤大学コミュニティ振興学部地域政策学科准教授、明治学院大学法学部講師

【近著】
『自治体法務・つれづれ草教室』(茨城県地方自治研究会、2007)
『自治体政策法務』(共著)(八千代出版、2009)
『講義・地方自治法(改訂版)』(八千代出版、2013)

ISBN:9784313166820
出版社:学陽書房
判型:A5
ページ数:232ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPT