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絶望書店

夢をあきらめた9人が出会った物語

編:頭木 弘樹
他著:山田 太一
他著:藤子・F・不二雄

紙版

内容紹介

夢をあきらめるのは、よくないことですか?
古今東西から「夢のあきらめ方」にまつわる物語を集めたアンソロジー。
夢をあきらめた人へ、夢をあきらめようとしている人へ、そして夢をもつことさえできなかった人へ……。


「絶望書店」書店主からのご挨拶
 書店にぶらりと立ち寄って、そこで思いがけない本と出会う。
 それこそ、書店の楽しみではないでしょうか。
 うちも、そういう書店でありたいと思っています。
 ただ、小さな書店ですから、どんな本でも置いてあるわけではありません。
 うちに並んでいるのは、「夢のあきらめ方」に関する本だけです。
「なぜそんな本を?」と思われるかもしれません。
 でも、「夢をかなえる本」や「夢をあきらめない本」なら、他の書店さんにたくさんあります。
 ですから、一軒くらい、こういう書店があってもいいのではないでしょうか?
 夢がかなわなかったとき、夢をあきらめなければならないとき、この書店をぶらりと訪れてみてください。
 本なんか読む気になれないかもしれません。でも、ひとつの物語との出会いが、もしかすると、あなたにとって、とても大切なものになるかもしれません。

著者略歴

編:頭木 弘樹
文学紹介者。筑波大学卒業。二十歳で難病になり、十三年間の闘病生活を送る。そのときの経験から『絶望名人カフカの人生論』を編訳。著書に『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』、編著に『絶望図書館』などがある。
他著:山田 太一
1934年、東京生まれ。大学卒業後、松竹入社、助監督を務める。独立後、数々のTVドラマ脚本を執筆。作品に「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」他。88年、小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞。

ISBN:9784309027661
出版社:河出書房新社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年01月
発売日:2019年01月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNT