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仮病の見抜きかた

著:國松 淳和

紙版

内容紹介

「誰かが捨てた瞳の奥に色をみつける仕事がある」
●嘘を暴いた先に何があるのか。現役医師が放つ新ジャンルの医学書ノベル
仮病をはじめとした医療現場でみられる嘘や偽りについて叙述した10つのショートストーリー。
現役の新鋭医師が描く医学書でありながら小説という異色の作品。
医療現場をとりまく仮病と嘘と偽りに医師はどう立ち向かっているのか。
医学書でありながら小説という、まったく新しいタイプの解説書!

●エピソード「クロ」ほか、10篇の短編小説が織りなすリアル医療
突然の酷い腹痛を繰り返す「捨て猫のような眼」をした若者。
かつて暴走族・ブラックパンサーのメンバーだった彼は、その粗暴な風貌と振る舞いから周辺の病院のブラックリストに入れられてしまう。
多くの医師や看護師はその腹痛自体が嘘で、「仮病」ではないかと訝しんでいた。
そんな中、他院から半ば押し付けられるようにして、彼は「私」の外来を訪れる。
総合内科医である私は彼の話を聞き、ある一つの仮説を導き出す。

著者略歴

著:國松 淳和
國松淳和
1977年愛知県生まれ。内科医。日本医科大学医学部卒業後、国立国際医療研究センター膠原病科、同センター総合診療科などを経て、現在は医療法人社団永生会南多摩病院 総合内科・膠原病内科に勤務

リウマチ専門医、総合内科専門医の資格を持ち、不明熱をはじめとした「原因のわからない病気の診断と治療」を専門としているが、一般内科医としてどんな症状・病態にも対応することを信条としている。

ISBN:9784307101974
出版社:金原出版
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ