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プロジェクト・アウトノミア

戦後期イタリアに交錯した政治性と建築

著:ピエール・ヴィットーリオ・アウレーリ
訳:北川 佳子

紙版

内容紹介

アウトノミアとは戦後期イタリアで興った自律運動である。そこに身を投じたミリタント(闘士)たちは政治的な考え方によるイタリア建築理論を繰り広げた。そしてA.ロッシ、アルキズームを建築史の中に位置付ける。

目次

1 自律性と歴史性
2 自律性と左翼運動
3 自律性と知識人たち
4 パンツィエーリ:資本制と技術革新は同一である
5 トロンティ:社会はひとつの工場である
6 ロッシ:都市の政治性のカテゴリーとしての場の概念
7 アルキズーム:理論の自律性 対 大都市のイデオロギー
8 結論
人物・事象・用語解説

著者略歴

著:ピエール・ヴィットーリオ・アウレーリ
Pier Vittorio Aureli(ピエール・ヴィットーリオ・アウレーリ):
1973年生まれ。建築家、AAスクール(イギリス建築家協会建築学校)イェール大学客員教授。2003年にヴェネツィア建築大学にて博士(都市計画)を取得。2005年にベルラーヘ・インスティテュートにて博士(建築学)を取得。2002年にマルティーノ・タッターラとブリュッセルにDOGMAを設立。DOGMAでは、建築と都市との関係性、とくに都市に巨大スケールで介入する提案に取り組んでいる。代表的な著書として、The Possibility of an Absolute Architecture, Cambridge, MA:MIT Press, 2011, Less is Enough:On Architecture and Asceticism, Moscow:Strelka Press, 2013など。
訳:北川 佳子
北川佳子(きたがわ・けいこ):
1971年生まれ。建築家。1996年早稲田大学理工学研究科修了、2002年同大学理工学研究科博士後期課程単位取得満期退学。2003年博士(工学)。1998~1999年ミラノ工科大学留学、2003~2006年ジュネーヴ大学建築研究院留学、DEA取得。建築意匠設計とイタリア近現代建築史研究を並行して進めている。著者に、「イタリア合理主義」鹿島出版会、2009年。

ISBN:9784306046672
出版社:鹿島出版会
判型:4-6
ページ数:220ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2018年09月
発売日:2018年09月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1KB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1D