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〈境界線=ボーダー〉から考える都市と建築

グローバルな視点から歴史と創造を統合する知のファクトリー

著:三宅 理一

紙版

内容紹介

〈境界線=ボーダー〉をキーワードに据え、世界各地の調査資料をもとに、人々の生活や住まい、コミュニティの方向を探る論考。

〈境界線〉をキーワードに「風化する遺産と記憶」「脆弱で危機に晒された社会」「再生に向けたヴィジョンとデザイン」の3部構成で論考を展開する。編著者に加え三宅研究室OBたちも構成に沿って多数執筆する。

目次

序章
第1章:風化する遺産と記憶
    1 失われつつある近代の住まい 2 宗教空間の再発見 3 集落と都市の形成 4 保存をめぐる諸制度
第2章:脆弱で危機に晒された社会
    1 脆弱な都市と社会 2 開発途上国の過去と現在 3 伝統社会と近代化 4 災害と難民
第3章:再生に向けたビジョンとデザイン
    1 地域と構法、そしてイノベーション 2 復興支援と防災・減災 3 教育と暗黙知の発掘
    4 地球への新しいビジョン
終章

著者略歴

著:三宅 理一
三宅理一(みやけ・りいち):
1948年東京都生まれ。建築史家、工学博士。東京大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。パリ・エコール・デ・ボザール卒業。芝浦工業大学に始まりリエージュ大学、慶應義塾大学、パリ国立工芸院で教鞭を執り、2013年~2017年3月まで藤女子大学教授。建築史、地域計画、遺産学を専攻。
瀋陽市ユネスコ世界遺産登録の業績に対して瀋陽市栄誉市民、日仏学術交流の業績に対してフランス政府より学術教育功労勲章(オフィシエ等級)を授かる。
主な著書:「限界デザイン-生存のためのグローバル戦略」(TOTO出版)、「デザインで読み解くフランス文化、クロニクル1960」(六耀社)、ほか多数。

ISBN:9784306046528
出版社:鹿島出版会
判型:A5
ページ数:400ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM