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CONCEPTUAL日本建築

著:黒沢 隆

紙版

内容紹介

デザイン言語として再解釈される建築の〈真・行・草〉。私たちの設計の手がかりとして伝統文化を継承しうるか。「日本建築の設計ができる最後の世代」を自認した建築家が、住文化に沈潜してきたデザインコードと概念の言語化に挑んだ渾身の遺稿。

目次

1章:導入編  01続き間 02唐紙 03縁側 04棹縁天井 05本床 06長押

2章:入門編  07四帖半 08畳縁 09漆喰 10砂壁 11下地窓 12水腰障子

3章:成立編  13一堂一室 14蔀・御簾・軟障 15置き畳 16押し板 17座敷 18土間

4章:工作編  19土台 20真壁 21絵図版 22内法 23矩計 24和小屋

5章:関西普請編  25京間 26半長押 27間越欄間 28吊り束 29琵琶床 30オイルステイン拭きとり

6章:外廻り編  31入母屋屋根 32一文字瓦葺 33生子壁 34簓子下見 35面格子 36格子戸

7章:作庭編  37犬走り 38高麗芝 39瓢箪池 40庭石 41四ツ目垣 42露地

8章:モダニズム編  43 Japonisme 44 Space in Motion 45 Troken Bau 46 Form Follows Function 47 Less Is More 48 Camp

著者略歴

著:黒沢 隆
黒沢 隆(くろさわ・たかし):建築家。1941年東京都生まれ。45年以後、神奈川県鎌倉に住む。日本大学理工学部卒業、同大学院博士課程在籍。芝浦工業大学、日本大学理工学部、同芸術学部、同生産工学部などで「近代建築史」「建築論」「住居論」などの講座と「設計製図」を担当。1970年代から学外に黒沢隆研究室を開き、「ホシカワ・キュービクルズ」などの一連の個人用居住単位、「普通の家」シリーズなどの一連の戸建住宅、「コワン・ キ・ソンヌ」などの一連の集合住宅、「早見芸術学園」などの一般建築などを設計する。主著に『翳りゆく近代建築』(彰国社)、『住宅の逆説・生活編』『同・匠編』『同・日常へ。』(レオナルドの飛行機出版会)、『集合住宅原論の試み』(鹿島出版会)、『個室群住居:崩壊する近代家族と建築的課題』(住まいの図書館出版局)、『近代:時代のなかの住居』(メディアファクトリー社)、『建築家の休日』『続・建築家の休日』(丸善)など。二〇一四年逝去。

ISBN:9784306046351
出版社:鹿島出版会
判型:B5
ページ数:162ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AM
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ