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まちを育てる建築

オランダ・ルームビークの災害復興と住民参加

著:鄭 弼溶

紙版

内容紹介

花火工場の爆発によって失われたまちの復興に関わる建築家のドキュメント。住民との徹底した対話から、ともに考え、ともにつくる過程が実に詳細、かつ具体的に描かれる。それはこれからの建築やまちづくりと建築家のあるべき姿を浮き彫りにする(伊東豊雄)

目次

プロローグ まちの焼失
1章 ヴィジョンを重ねる――復興計画とプログラムづくり
2章 「一本の線もない」提案――設計者の選定
3章 3章先生へ渡されたメモ――こどもたちとの学校づくり
4章 “積み木”の集積――一緒につくるプロセス
5章 ひとつとして同じもののない――建物の完成
6章 愛着と人のつながり――その後のルームビークとユーザーの声
エピローグ ひとの集まる場所づくり――復興に向けて

著者略歴

著:鄭 弼溶
鄭 弼溶/CHONG Pilyong建築家。京都市生まれ。神戸大学大学院工学研究科博士課程前期修了。現在、ドイツのシュトゥットゥガルト大学建築学部博士課程に在籍し、コミュニティ施設デザインへのユーザー参与のあり方と建築手法をテーマに日独の事例を研究。2011年よりペーター・ヒューブナーの主宰するplus+ 建築計画事務所に勤め、現在まで20を超えるプロジェクトに関わり、ユーザーとともにつくる建築に従事する。

ISBN:9784306045989
出版社:鹿島出版会
判型:4-6
ページ数:160ページ
定価:2100円(本体)
発行年月日:2014年03月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TNKP