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漢文のルール

編:鈴木 健一
他著:日原 傳
他著:山本 嘉孝

紙版

内容紹介

これだけ知れば楽しく読める10の漢文のルールをやさしく説明 !

高校の教科書に載っている作品を中心に、漢文の魅力を味わうのに十分な10のルールを選びました。初めて漢文を読む人々を思い浮かべて書かれた、わかりやすくて本格的な漢文案内書です。

執筆は、鈴木健一/日原 傳/山本嘉孝/小財陽平/堀口育男/合山林太郎/堀川貴司/杉下元明/高柳信夫/小野泰教/國分智子。

目次

●はじめに
ようこそ漢文の世界へ ▼鈴木健一
第1章● 返り点、一二点、上下点から始めよう ▼日原 傳
  ─ 最も基本的なルールです。
第2章● 置き字を見分けるには? ▼山本嘉孝
  ─ 訓読しないことには意味があります。
第3章● 返読文字に注意しよう ▼小財陽平
  ─ 日本語と中国語は語順が違います。
第4章● 再読文字とは何か ▼堀口育男
  ─ 10字ほど覚えれば大丈夫です。
第5章● 否定形のさまざま ▼合山林太郎
  ─ 語順に気を付けて、柔軟に理解しましょう。
第6章● 疑問形と反語形はどう区別するか? ▼堀川貴司
  ─ 筋道を立てて丁寧に論理を追いましょう。
第7章● 漢詩のルール ▼杉下元明 
  ─ 複雑なルールもこうすれば理解できます。
第8章● 知っておきたい『論語』のことば ▼高柳信夫 
  ─ 何歳になってもその年なりに味わい深いです。
第9章● 楽しい故事成語の世界 ▼小野泰教 
  ─ 成立した背景を知るとわかりやすくなります。
第 10 章● 中国の地名とその特色 ▼國分智子 
  ─ 実際に訪れてみませんか?
●おわりに
どうすれば、漢文はおもしろく読めるのか、楽しく学べるのか ▼鈴木健一
●ブックガイド[鈴木健一] 
●執筆者一覧

著者略歴

編:鈴木 健一
学習院大学文学部教授。日本近世文学。『江戸古典学の論』(汲古書院)、『林羅山』(ミネルヴァ書房)など。
他著:日原 傳
法政大学人間環境学部教授。中国古典文学・日本漢文学。論文に「小野湖山「養蚕雑詩」をめぐって─蚕種製造家田島弥平との交流」(『斯文』一二〇号、二〇一一年三月)、著書に『素十の一句』(ふらんす堂、二〇一三年)など。
他著:山本 嘉孝
大阪大学大学院文学研究科講師。日本漢文学・日本近世文学。論文に「山本北山の技芸論─擬古詩文批判の射程」(『近世文藝』九九号、二〇一四年一月)、「樫田北岸の「瓶話」─袁宏道受容における挿花と禅」(『雅俗』一六号、二〇一七年七月)など。

ISBN:9784305708960
出版社:笠間書院
判型:4-6
ページ数:186ページ
価格:1200円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GDC